『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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【木曽さんちゅうは“ぷちビッグダディ”】第2451回『師匠と私』第四章“次なる人たちへ”㉞人は見掛けによらないもの

球児師匠とは沿線が同じで…浅草東洋館や他のお仕事、酒席のあとなど、何度も一緒に帰らせて頂いてます。

二人になると、本音や真面目な話が出るのがまた楽しくて♪

ある時、そんな球児師匠と二人で電車に乗っている時、今でもハッキリと覚えている、失敗と言いますか、後悔と言いますか…そんな出来事がありました。

その日は浅草東洋館の出番終わり、一緒に同じ方面の電車に乗った時のことです。

ひとしきり話をしていた時、球児師匠から思わぬご提案を頂いたのです。

 

「おぉっ、この後飲みに行くか?」

 

…それは思えば初めて球児師匠と呑む、しかも2人で呑むとても有難いお誘いでした!

しかしながら、当時私は夜勤のバイト生活で、芸事での稼ぎは雀の涙程度で…その日もしばし仮眠をとって夜夜勤に行く予定になっていました。

私は迷わず、

 

「申し訳ありません、実は夜バイトが入ってまして…」

 

…そう答えた瞬間、球児師匠が瞬間、とても残念そうな表情をされたのです。

今でも後悔しています…あの日、酒気帯びで良いから呑みに行けば良かったと。

行って酒量を加減して、バイトに支障が出ない程度にセーブするば良かったと。

 

球児師匠と分かれた瞬間、その後悔の念が私の心に溢れ出て来るのを感じました。

そしてその時からしばらく…球児師匠と呑みに行く機会に恵まれることが無かったことを考えても、やっぱり行くべきだったなぁ、と…今でも思うのです。

 

今自分に置き換えて考えてみました。

今の私は当時の球児師匠と比べても、比べるレベルではないことは重々承知なんですが、それでも今、仮に自分より後輩の人で、ご飯や酒席を共にしようと声を掛けるかと言われたら、実際数人しか居ないし、声を掛けることは滅多にないのです。

 

それが当時の球児師匠が、どこの馬の骨とも分からん若手の一人である私に声を掛けて下さったという事実…とにかく感謝しなきゃいけないことだったな、と思うのです。

 

今、若い社会人の方々が、上司と呼ばれる方々と呑みに行こうとしない、誘っても断られるという話を耳にしますが、それには勿論色んな理由があって、主に若者のメンタリティーの変化は大きな理由だと思うのですが、実はそれだけでなく、上司と呼ばれる方々に“一緒に呑みたい”と思わせるだけの魅力がない、そこは十二分に把握しておかなければならない話なんじゃないかと、思ったりするのでした。

 

2023年10月23日