お通夜、告別式ともにお仕事を頂いていたので、出席は叶わず…告別式は始まるくらいの時間には出なければならなかったので、少し早めの時間にお別れの挨拶をさせて頂きました。
普段は要領の良い相方の福田君が…健気に出席する方々のお迎えや案内を頑張っている姿を見て…本当に胸が締め付けられる思いになりました。
わざわざ私のところにも来てくれて、出迎えてくれたんですが…掛ける言葉が出て来ませんでした。
伝えたい思いはあったんですが、何かうまく表現が出来ないというか、何を言っても何かが足らないような、正確ではないような、そんな気持ち。
結局、先立たれた側の者にはその後の人生があり、福田君に関してであれば、組んでいた“カントリーズ”としての歴史は志半ばにして終わりを迎えてしまった訳ですが…残酷ではありますが、江澤君が居なくなった後も人生は続くのです。
故にその後の人生も前向きに歩んで欲しいし、善い人生にして欲しいと思うのです。
立ち上がるのはとても大変なことだ思うのですが…。
私が告別式がある葬儀場に着いた少し後に先述の大空遊平師匠がいらっしゃいました。
そして遊平師匠は棺で眠る江澤君の姿を見て、「可哀想に。。。俺みたいなヤツが生き残ってるのに。。。」絞り出すようにそう仰って、思わず目を覆うようにして涙されてました。
喪主を務められていたお父様が、気丈に私と遊平師匠に亡くなった経緯について説明をして下さいました。
私自身子供の居る身、実際自分の子供に先立たれるなんて、想像できないし、したくもありません。
私はその後の仕事があり、告別式が始まるくらいの時間に式場を後にしたんですが…改めて人生に如何に儚いものかを痛感させられました。
今改めて…江澤君のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。
2023年10月20日