体感時間は1時間を優に超える感じでしたが…実際のところは、それでも30分くらいは私に対する叱責が続いたと思います。
全く以て納得出来る内容ではありませんでしたが、それでも同席された師匠方もその師匠を宥めたり、話を変えようとしたり、終わらそうとしたり、色々力添え頂いてるのが分かったので…とにかくじっと落ち着くのを待った感じです。
ようやく落ち着いた頃合いを待って、その日の酒席はお開きとなりました。
“酒癖が悪い”“説教癖がある”など、色々話も聞いていたとはいえ…今思い返しても中々でした。
先にその場を後にした、その叱責を重ねた師匠の背中が消えるのを待って、私は同席した師匠方に謝罪しました。
「せっかくの席だったのに私のせいで申し訳ありませんでした」
その時は…Wモアモアの東城けん師匠、チャンス青木師匠もいらっしゃいましたが、皆さん口を揃えて…
「いやいや、木曽くんは悪くないよ」
「災難だったね」
「また改めて飲み直そう」
…と本当に優しくて。
淳師匠も同じくで…
「あぁいうヤツだから。気にしなくていーよ」
…と柔和な笑顔。
改めて、私は素敵な師匠方に囲まれていて本当に良かったと痛感させられたものです。
このように…愛のない、他意を以てダメ出しなどをして来る人も居る、それは紛れもない事実。
この時の私は優しい師匠方が居たお陰で最低限で終わりましたが…もしマンツーマンだったらと考えたら、もっと大変だったと思う。
大事なのは、こういう状況をもって、“目上の人と付き合うのは面倒臭い”と、決して思わないで欲しいな、と思っています。
勿論このような流れになりがちな人は居る訳ですが、そういう人とは(難しい場合もあると思いますが)可能な限り距離を置き、何だったら縁を切るくらいのスタンスで居て、自分にとって大切な目上の方との縁まで遠ざけるようなことは避けて欲しいな、と思います。
そういや淳師匠にまつわる話で…こんなこともありました。