その電話によると…12月頭の段階で、主治医の方からこいる師匠の命はもって今年いっぱいと言われていたんだそうです。
余命1カ月。。。
嗚呼、そんなこと知る由もない私は呑気に「来年は沢山一緒に漫才やりたいです!」なんて…こいる師匠ご自身も主治医の方の話を御存知ではなかったと思うのですが…何せ勘の鋭い方です、何処かで察してらっしゃったんじゃないかと思うんですよね。
私の呑気な誘いに「おぉっ!よろしくね!」と元気に応えて下さったこいる師匠…本当に男気溢れる方でした。
このように、こぼん師匠から心の籠った返信を頂くことで…フリーズしていた私の心が少しずつ現実を受け止められるようになって来ました。
2021年12月30日20時、昭和こいる師匠が77歳で亡くなられたことを知らせるメールが漫才協会から届いたのは…12月31日の18時頃。
その文面はあくまで事実を伝えるもので、そこには通夜・告別式の日程も共有されていたのですが…ご遺族のご要望として、当時のコロナ禍による状況もあり、近親者のみで執り行うこととなったそうです。
お通夜は1月6日、告別式は1月7日。
私は生意気にも迷いました。。。
今回のようなご遺族からのご要望がなかったならば…絶対に通夜・告別式共に出席、これが私の思い。
しかしながらご遺族のご要望はあくまで“近親者のみ”。
こいる師匠に判断を委ねられるならば(当然亡くなってらっしゃるので叶いませんが)、「こいる師匠伺って良いですか?」とお考えを聞けるのに。
「おぉ、おいでよ!」と言ってくれそうな気もするし、「いーよいーよ、面倒臭ぇーから大丈夫だよ!」って言われちゃいそうな気もする。
ただ、亡くなる直前までとことんお世話になった側から言わせて頂くなら…やっぱりお見送りしたい、これはあくまで遺された側の勝手な言い分なんですが。。。
ご遺族に連絡してみようかなぁ、恐らく近親者として出席されそうな、こぼん師匠や青空球児師匠に相談してみようかなぁ、引っ付いて行かせて貰おうかなぁ、、、色々迷いました。
こぼん師匠に相談したら「いーよ、行こうよ!一緒に見送ってあげようよ」って言って貰えそうだし、球児師匠に相談したら「おぉ、こういうのは気持ちだからよぉ、行きたいと思ったら行けばイーんだよぉ」って言って貰えそうだし。
本当に迷いました。
が、しかし…結局、あくまで尊重されるべきはご遺族のご意向だと思い、漫才協会の事務局に葬儀の運営をしているところを確認して、お花だけ出させて頂き…出席は諦めました。。。
もうどうしようもないことですが…やっぱりお見送りしたかったです。。。
2023年09月14日