そういえば。
2回目にして、最期のさし呑みでの話。
この日のこいる師匠は体調が良かったお陰で、お隣のお客さんに話し掛けたり、お酒を飲むピッチも順調だったり、何より2軒目に行こうとして下さったり…聞かされてなかったらご病気であることに気づくことがないくらい絶好調でした!
絶好調だったが故にこんなことも。
細かくは忘れましたが、グラスの中身がだいぶ減っていたので足そうと焼酎を足そうとしたら「早いよ!もうちょっとゆっくりでイーから!」とお小言。
出会った頃であればマイナスの感情が生まれていたであろうところなんですが、この時はちょっと嬉しかった。
それは言い換えれば…“元気な頃の昭和こいるが目の前に居る”ことが素直に嬉しかったからなんですよね♪
2軒目のひととなりを出た時はかなりの量を吞んだんじゃないかと思います。
タクシーが行き来する大通りまで歩く、その姿は…まさにお猿さん♪
いやいや、茶化している場合じゃなくて…その歩く様子は絵に描いたような“千鳥足”で、タクシーを捕まえ、お見送りをした後…一瞬〔家まで付いて行った方が良かったかも〕と思い、少し反省したり。。。
その予感は…的中しました。
次回、浅草東洋館でお会いしたこいる師匠の顔には大きな傷があって、お話を伺いますと…足がもつれて転んで顔を擦りむいたんだそうです。
やっぱり付いて行くべきだった…。
反省する一方で、そこまで私と呑んでくれたことは…嬉しかったなぁ。。。
もっとも、もしその時「こいる師匠、家までお供させて下さい」と申し出たとしても、「イーよ、イーよ。一人で帰れるから!」と突き返されたでしょうけど。
今思えば…ガンを患い、体調も大きな波がある中で…奇跡的に全てのタイミングがあった、私にとって忘れ得ぬ夜となりました。。。
2023年08月25日