その明確な“やりたいこと”とは…“こいる師匠に“昭和のいる・こいるの漫才を再現して欲しい”。
答は明快でしたが、その過程は中々でした。。。
それぞれのゲストの皆さんとのネタを作り、ネタを合わせ、やりながら調整をして行く作業…これは自ら企画していながら、ここまでの芸歴の中でも自身の単独ライブを超えるハードな行程でした。
ゲストの皆さんが等しく温かい方々ばかりで…皆さんご多忙の中、しっかりスケジュールを調整して下さいました!
私自身、日々のお仕事を縫いながらの準備、加えてネタ合わせは各ゲストの皆さんのスケジュールを確認しながら。
そして限られた回数の中でネタを組み立てて行くのは…私の小さな脳みそのキャパシティーだとあっぷあっぷ。
それぞれみっちりネタ稽古を重ねる中…唯一稽古をしなかったのが、他ならぬこいる師匠!
ネタは勿論昭和のいる・こいる師匠のものなので、新作を作る負荷はありません。
まずは昭和のいる・こいる師匠のネタDVDをお借りして、どのネタにするか吟味する。
そして絞ったネタをこいる師匠に提案し…了承を頂く。
それから何度も何度もDVDの再生と巻き戻しを繰り返しながら…漫才を文字起こし。
これがまぁ大変で…文字起こしして初めて気付いたのが…言葉数の多さ!
とにかくのいる師匠もこいる師匠も…なんかずっと喋ってる感じで、しかもこのセリフがかなりの割合で被っているのです!
故に台本にしたとしても表現し切れない独特の間とテンポがあって…舞台上で再現するにあたり、台本では参考にならない部分があることに、文字起こしをして初めて気付いたのです。
〔それをまかなうのは稽古しかない〕と、こいる師匠にセリフ合わせのお付き合いをお願いしたのです。
2023年08月12日