来てくれたお客さんからは、皆さん「メチャメチャ面白かったよ!」「本当に楽しかった♪」といった調子で、とても良い感想を頂くことが出来ました。
これは企画した立場で言えばとても嬉しいことです。
お客さんが楽しんでくれたんですから…おぼん・こぼん師匠と流れ星にお願いして本当に良かったな、と思いました。
しかしながら、言ってもこの独演会の主演ですから…主演であるにも関わらず、(立ち位置的に)脇役が良かったとするならば、それは素直には喜べない、となる訳です。
誰より自分自身が一番分かっています。
ゲストに全部持って行かれたことを。
ことおぼん・こぼん師匠には…まさに技術、経験、そして人格までも惨敗だったのです。
今までだって分かっていたつもりです…自分から見ておぼん・こぼん師匠がどれだけ偉大かが。
しかしながら、いくら自分が若輩者だとしても曲がりなりにも同じ土俵で闘っている以上、負けを認める訳には行かないと…ただただ虚勢を張っていたんですよね。
でもそんな張りぼてで中身のない虚勢なんて、周りから見たら直ぐにバレる。
むしろ格好悪いことであることは今では分かりますが…若気の至りとはいえ、本当に情けない話。
私の中で、このWコロンの独演会での出来事は…漫才協会の諸先輩方に対する気持ちが大きく変化して行くキッカケとなりました。
少しだけ素直になれたんでしょうねぇ、、、そりゃあまぁそうですよ、目の前で実力差を叩きつけられた訳ですから。
ちなみにこれは余談ですが…その後、通販番組に出させて頂いた時に高級布団の工場をレポートさせて頂くお仕事がありました。
ちょうどお歳暮シーズンで、“お世話になった方に高級布団をプレゼントする”という企画だったんですが…実際にプレゼント出来ることになり、その高級布団を送らせて頂いたお相手が…おぼん・こぼん師匠。
少しですがご恩返し出来たなら嬉しいんですけどねっ!
2023年07月25日