9月30日になりました。
PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂
父ちゃんが愛するわが子4人に伝えたいことを綴ってます。
今日、4人に伝えたい言葉は…
6代目三遊亭円楽師匠
“たとえ何歳だろうと“リスタート”つまり再出発出来る”。
テレビなどでも報道の通り、6代目三遊亭円楽師匠がお亡くなりになりました。
私みたいなものが多くを語れる訳もありません。
お会いしたのも…『笑点』を始め、レギュラーで出させて頂いていたテレビ朝日の『ガリレオ脳研』ほか数回。
あと、最近ですと…『両国寄席』で同じ日に出させて頂いたりが数回。
そう、最後にご一緒したのが…ここ1年くらいの間だと思いますが、その『両国寄席』の時でした。
いつものように楽屋に入りますと、どうも様子がおかしい。
見ると畳敷きのスペースで横になってらっしゃったのが…円楽師匠でした。
通常であれば楽屋に入るやご挨拶をするのが礼儀ですが、この日ばかりはさすがに憚られる状況。
ご一緒する師匠によっては雑談で盛り上がることも少なくないのですが…その日の楽屋はピンと張り詰めた緊張感で水を打ったように静か。
今だから言いますが…その日の円楽師匠の顔色はどうみても体調が悪いのが分かり、加えてまもなく出番というタイミングなのにも関わらず、身体を休めなければならないという…私はその時、〔それでも舞台に立つ〕という円楽師匠の執念を目の当たりにしたのです。
高座に上がられ円楽師匠は…声の出こそやはり万全ではありませんでしたが、それでも凛とした佇まいに心から感服させられました。
どんな状況であれ、攻めのスタンスは変わらない円楽師匠。
そんな円楽師匠のスタンスを感じ取れるのが、今回紹介している名言。
僕は“リセット”“リスタート”“リメイク”という三つの“リ”が好きなんです。
ダメだと思ったら“リセット”元に戻してやり直せばいい。
たとえ何歳だろうと“リスタート”つまり再出発できる。
失敗したら“リメイク”作り直せばいいんですよ。
諦める、止める、終わらせるといった言葉とは無縁のこの言葉。
御病気になられてからも、復帰した高座で仰っていた通り…お亡くなりになる瞬間まで戦い続けられたんじゃないかと思います。
6代目三遊亭円楽師匠のご冥福を心よりお祈り申し上げます。