8月24日になりました(^^)
PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂
漫才協会が興行を行っている、浅草東洋館に出させて頂く様になって早や18年。
それまでは全くと言って良い位(とても恥ずかしい話ですが)知らなかった礼儀、それが…諸先輩方に食事をご馳走になったあと、御礼の電話をするという暗黙のしきたり。
いや、これ特段芸人の世界だから、ということではなくて、一般的に当たり前なんじゃないかと思っています。
何ぶん芸人以外のの世界を殆ど見ていないので…世間知らずです、これまたお恥ずかしい。
今では私もご馳走になった際は当たり前にしますし、当然のことだと思っていますが…父ちゃんは浅草に行くまで、殆どしたことがありませんでした。
吉本興業さんのような大手プロダクションで、先輩後輩の序列が明確にあるところであればその辺は当然やって然るべき不文律だと思うんですが、その辺も何ぶん小さなプロダクションに身を置いていたので、自分より上がいない環境だったこと、そして仕事らしい仕事をしたことが無かったので…仕事で目上の方に食事をご馳走になる、という出来事がほぼないという…信じられないくらい甘ったれた環境だったと我ながら思う。
その辺を見事気付かされたのが浅草であり、漫才協会であり、そので出会った諸先輩方の存在。
タイミング的にも…携帯電話の普及とか、今よりもずっと“縦社会”が生きていた、という部分もあったかと思いますが…でもまぁ普通に当たり前のことだと思う。
たまに翌日仕事が忙しくて、翌々日になってしまうようなこともありますが…それも昨今ではLINEという新たな連絡手段が出来ていますので、非常にライトなタッチで連絡を入れられるようになりました。
この習慣も…他でお仕事をする機会が増えたことに伴い、その度“演芸場で知っておいて良かった”と再認識しているのです。
最近ではたまに逆のパターン、すなわりコチラが後輩にあたる人にご馳走をすることもあったりします。
その時は、“嘘や”と言われるかもしれませんが、後輩の人から御礼の連絡がなくても全く気にならないんです。
ただね、これは一般的な話として…御礼の電話をした人としない人、どちらの方が印象が良いか、となったら…やっぱり電話をした人の方が印象が良いよね。
何が罪深いかというと、お礼の電話をする、という不文律を“知らず”知らぬ間に失礼に思われかねないことをしてしまっていること。
父ちゃんは演芸場で色んなことを学べたのです。