8月17日になりました(^^)
PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂
出番の前には…
「お先に勉強させて頂きます」
出番が終わったら…
「お先に勉強させて頂きます」
…師匠や先輩にあたる方々の居る楽屋を回りご挨拶する。
このルーティンは父ちゃんが浅草東洋館に出入りさせて頂く様になって以降、今もずっと続けています。
入った当初は半ば“悪しき慣習”くらいの感じでやっていた父ちゃんですが、このルーティンが実は他の現場に出向いた時、実に意味があることであることに気付かされたのです。
全国ネットの大きな番組に出させて頂いた際の話。
1人(1組)毎に楽屋をあてがって頂く訳ですが、本番の時間が近づいて来ましたら“楽屋に挨拶回り”をするのです。
まずはその番組のMCの方に、続けて芸歴の長い方から順番に、徐々に自分に近しいキャリアの方に向けて挨拶をして回るのです。
楽屋のドアをノック。
「御挨拶宜しいでしょうか?」
楽屋の中から返答があれば…
「失礼します!」
共演する方を見つけたらここで初めて自己紹介。
「今日、ご一緒させて頂きます、木曽さんちゅうと申します!宜しくお願い致します!」
「宜しくお願いします!」
…このタイミング、結構大事。
ここでご挨拶に伺った方の素の人となりが朧気ながら見えるのです。
このタイミングで「こないだ〇〇見ましたよ」なんて話が出たら、かなり良好な雰囲気。
例えば…私が『マツコの知らない世界』に出させて頂いた際は、マツコ・デラックスさんが偶然にもその前の週に父ちゃんが『バイキングMORE』に出させて頂いているOAを御覧になってたそうで、その時の話でひとしきり盛り上がることが出来ました♪
『アッコにおまかせ』に出させて頂いた際は、峰竜太さんに「ずっと話したかったんだよ!木曽出身なんでしょ!?」なんて食い気味で話し掛けて下さって。
実は父ちゃんは神戸出身で、木曽の名前の由来を話したら…ちょっとガッカリされちゃったり。
でも、同じドラゴンズファンであることを伝えたらまた喜んでくれたり♪
楽屋を回る挨拶は、ただ単に自己紹介に留まらない、とても大切な意味が隠れていたのです。