8月5日になりました(^^)
PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂
人気もない、実力も他を差し押さえる程のレベルではない、そんな父ちゃん。
加えて…父ちゃんが当時身を置いていた事務所さんは本当に小さなところでした。
所属している他の芸人さんも芸事で自立出来ている人は1人もおらず、他の事務所の芸人さんから「今の事務所クビになっても木曽さんの事務所にだけは絶対に行かないっすわ」と面前で宣言されてしまう始末。
芸人さんのうち何割かは“〇〇所属の”という、いわゆる事務所のブランドにすがるような人が居るんです。
勿論、自分に知名度がない時に“吉本興業所属の…”“ホリプロ所属の…”“太田プロ所属の…”というブランドを身に纏えることは人前に立つ際にアドバンテージとなるのです。
観てる人的に〔誰やねん?〕みたいな芸人が出て来て、その知らない芸人さんが「吉本興業所属の…」と言われたら…〔吉本でやってる芸人さんなんだ…〕という価値上げ効果になるでしょ?
これは営業に行ったりすると、不特定多数のお客さんが対象になるので結構使ったりするんです。
営業で使う分にはプラスなのでイーんですが、これを芸人同士とかで使って来る人も居たりして…そんな芸人さんとかと一緒になると〔絶対売れへん〕なんて思ったりしたもんです。
事務所が大きいから凄い、事務所が大きいから売れるんじゃなく…事務所が小さくても売れてる芸人さん沢山居ますからね。
大手ではない、で言うなら…とんねるずさん、爆笑問題さん、くりぃむしちゅーさん。サンドウィッチマン、U字工事、テツandトモさん…皆大手ではない事務所で活躍しています。
〔大事なのは自分自身〕
…常に意識しながら毎日頑張っていましたし、その気持ちは今も全く変わりません。
父ちゃんが思う、身を置く会社選びで最も大切なのは…自分との相性。
大きいか小さいかはさほど重要なことだとは思ってなくて、むしろ自分の能力を発揮出来る環境かどうか…君たち4人がこれからどういう人生を進んでいくかは分からないけど、そこはどんな業種であれとても重要なことだと思っています。