8月3日になりました(^^)
PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂
父ちゃんがお笑い芸人を志した、今から28年前は…まだ芸人になるための“養成所”というシステムが確立する前の時代でした。
吉本興業さんの養成所が大阪に出来て、その1期で入られたにダウンタウンさん、トミーズさん、ハイヒールさんといった方々が次々活躍。
その後を追うように今田耕司さんや東野幸治さんといった方々もスターになっていった訳ですが…東京ではその養成所が出来たばかり。
同じく人力舎さんの養成所が出来たばかりといった時期で…父ちゃんはいわゆる養成所育ちではなく、芸人を抱える芸能事務所が主催するお笑いライブの出演を賭けたオーディションを受けて合格すればライブ出演→良い結果を残せればその事務所の“預かり”扱いになるという形式、これは…所属ではなく、あくまで“預かり”。
この預かりの状態でちょこちょこ頂けるチャンス…それはその事務所さんが主催するお笑いライブだったり、オーディションだったり、その他のライブやイベントのお仕事で結果が出せれば初めてその事務所の“所属”という権利を手にする、この辺は今も変わらないんじゃないかなぁ。
そして何がシビアってそこまで辿り着ければ確実に芸事で飯が食っていける、訳ではないこと!
そこから他の事務所の並びの芸人さんたちとの闘いに勝って、初めて世間に認知され始め、稼ぎが伴って来るという…まぁ、大変っちゃあ道程。
しかしながら目標が明確なので…自分自身が力不足だったら当然仕事も来ないし、食えないし、道も開けないから諦めるしかなくなる訳。
極めてシンプルなんだよね。
自分がやりたいこと。
それが評価されること。
どれだけ自分を信じられるか?
自己評価が正しいのか。
全てに於いて大切なのは自分を客観的に見れてるかどうか。
お笑い芸人は究極の“サービス業”だと思っていて、いくら自分自身が面白いと思っていても、あくまで他人に認められ、それが仕事という形にならなければただの“独りよがり”“自称”に過ぎないのです。
“売れるかどうか分からない”…答えの見えない中、儚い信念と小さな結果…すなわち漫才やコントで笑いを取る、オーディションに合格する、お客さんが増える…その積み重ねを拠り所に活動を続けているのです。