4月2日になりました(^^)
PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂
父ちゃんが愛するわが子4人に伝えたいことを綴ってます。
今日、伝えたいことは…“努力は必ず報われるわけではないが”という話です。
少し前ですが…2014年のソチ、2018年の平昌と金メダルを獲得した、フィギュアスケートの羽生結弦選手の…北京オリンピックにまつわる話です。
2大会連続金メダルという偉業を達成して臨んだ羽生選手、今回は怪我との闘いがありながら…3大会連続の金メダル、そして史上初の“4回転アクセル”という大技に挑戦することを目標としていました。
当然ながらその目標を達成出来るだけの練習を積み重ね、挑んだ本番・北京オリンピック。
世界中が注目する初戦、ショートプログラムで…まさかの不運に遭遇します。
演技の冒頭、何とジャンプしようとしたタイミングで…リンクに出来ていた穴にハマってしまうのです。
その結果、想定通りのジャンプが出来ず、点数も伸び悩み…まさかの8位という結果に。
誰よりも、というのは他の選手の練習と比較が出来ないので分かりませんが…金メダリストになれるだけの練習をしていた羽生選手であってもどうにも抗えない“不運”。
どれだけ努力していても、運命というのは時に残酷で…“結果が努力に見合わない”ことが、往々にしてあるのです。
君たちもこれから色んな試練と向き合うことがあると思います。
君たちはその試練に全力で立ち向かうべきですが…運命は残酷で、納得出来ない着地となることもあるのですが…その結果を前向きに受け止める心を持つようになって欲しい。
あるんだよ、頑張ったことが結果として残らないことが。
ただ、大事なのはこのあとです。
本当に努力が身に付いているのか…実はこの後実証されてしまいます。
前半であるショートプログラムは8位。
後半のフリーの演技、羽生選手は決して心を折ることなく挑戦したのです。
そして順位は8位から4位に、そして史上初となる“4回転アクセル”が記録に残されることとなったのです。
これがもし、羽生選手が〔これで金メダルは無理だからもうイーや〕と諦めていたら…順位が上がることはなかったでしょうし、史上初の“4回転アクセル”だって記録されることはなかったでしょう。
諦める、自棄になる、力を抜く…全て簡単に出来ることですが、そうなったことにより、自分の身には何も残らないのです。
死ぬまでずっと通過点だと思えるように生きていきたいものです。
そうすることで、きっと〔あの時諦めないで良かったな〕と思えるようになると思うのです。