3月29日になりました(^^)
父ちゃんが愛するわが子4人に伝えたいことを綴ってます。
今日、伝えたいことは…俳優のウィル・スミスさんの件で考えた父ちゃんの思い。
まず今回のウィル・スミスさんの話とはこういう流れです。
アメリカの映画の祭典“アカデミー賞”の表彰式の中で、コメディアンのクリス・ロックさんという方が、ウィル・スミスさんの奥さんの容姿をギャグにするような発言をしたそうです。
ところが奥さんのその容姿は病気によるもので、怒ったウィル・スミスさんが式の最中にクリスさんにビンタをした、という話です。
今、この話が色んなところで話題になっています。
正直に言うと…やっぱり、イジられた人(やその近しい人)が怒ったり悲しんだりするようなことは言うべきではないし、それはもはやギャグではないと思います。
父ちゃんも一応芸人のお仕事をやっていて、やはりこの辺りは…お客さんに笑って貰いたい気持ちがありながら、何でもOKではない訳で…傷つく人が居ないよう、気を付けるようにしています。
容姿、環境、病気、人種…自分ではどうしようもないことを取り上げてギャグにする。
父ちゃんなんかは自分がお笑い芸人ですから、周りから例えば太ってることをイジられても、全く腹は立ちません。
何故なら父ちゃんはそれで笑って貰えることが喜ばしいので…ただそういう考えの人は世の中そう多く筈なんです。
何より気をつけるべきは、言われた人が嫌な気持ちにならないか?
そこにクリス・ロックさんが気を配れていれば…こんな悲しい出来事は怒らなかった筈です。
そしてもう1つのポイントは、そのギャグ(今回のクリスさんのは特段面白いとは思いませんが)を聞いて周りに居てどう思うか?
笑ってしまうこと、これもまた人を傷つける可能性があります。
今回は有名な人が関わっていたので、話が大きくなってしまいましたが…皆も普段学校なんかで似たようなことがあるんじゃないかと思います。
最も大事なのは言われた、笑われた人の気持ちを考えること。
その人が“嫌だ”と思うようなことはしないことです。
「ギャグで言ったんだもん」は言った側の勝手な主張。
ギャグにされた人にそれを強要することは出来ませんし、言われた人はそれをギャグだと許容出来なかった時点で…もはやギャグでも何でもないのです。。。
そして!
如何なる理由であっても暴力で返すのは良くないのです。
今回、ウィル・スミスさんは暴力で返してしまったので…一斉に批判の的になってしまいました。
この点についてはウィル・スミスさんも反省しなければなりませんが…父ちゃんは正直、ウィル・スミスさんが気の毒に思えてなりませんし、気を落とさないで欲しいな、と思っています。
一方クリス・ロックさんは…コメディアンとしてだけじゃなく、人として猛省すべきだと思います。
Picture:Special Thanks マルベル堂