3月13日になりました。
3月11日から…東日本大震災を通して父ちゃんが愛する君たち4人の息子たちに伝えたいことを綴っています。
沢山の方々が亡くなって、沢山の方たちが悲しみの涙を流しました。
家族、友達、職場で御縁のあった方、ご近所の方…身近な方々と連絡が取れなくなり、その後ご遺体で見つかる…無言の帰宅とは言いますが、こんな悲しい再会はないでしょう。
もし君たちが命を落とすようなことがあったら…これ以上悲しいことはありません。
それはもう大袈裟でもなんでもなく、父ちゃんは生きる喜びを失ってしまうと思う。
人の命なんてはかないし、運命に逆らえないことだから…どうしようもないこともいっぱいあると思う、でも、もし命の危険にさらされるようなことがあったとしたら…父ちゃんは君たちには絶対に生き残って欲しいと思っています。
2011年の8月、お仕事で福島県のいわき市というところに行きました。
生放送のお仕事だったんやけど、その本番前に津波で大きな被害を受けた沿岸部を見て回りました。
それは…今までに伺った宮城県や岩手県の被災地と同じく、住宅の基礎だけが残り、建物の部分は完全に失われた状態。
それは言うならば、2011年3月11日で完全に時間が止まってしまっている状態。
同行されていた福島のアナウンサーさんが、近くの小高い丘にある神社の話をして下さいました。
その神社は古くからその沿岸部の守り神となっていて、3月11日当日も…大きな地震のあといわき市の沿岸を襲った津波もその神社までは届かず、地震のあと直ぐにこの神社に避難した人は命が助かった、ということです。
自然は絶対に侮ってはいけないし、いかなる時も自分の命を最優先にして行動して欲しいと思っています。
命さえあればなんとかなる。
命を落としてしまったら、もう何も残らない。
これは大災害の時だけではありません。
とにかくいかなる時も自分の命を最優先にして行動して欲しい。
自然を侮らず、正しく怯え、少しでも安全な道を選んで下さい。
自分の命のために、最善の選択をして下さい。
もし、君たち愛するわが子4人のうち、1人でも父ちゃんより先に命を失うようなことがあったら…そんなこと考えたくもないです。。。