1月23日になりました♪
昭和のいる・こいる師匠と石川県の金沢に一緒に営業で行かせて頂いた時の話です。
“昭和のいる・こいる”の漫才ってボケのこいる師匠がイー加減に相槌打ったり、適当な返事したりしてのらりくらりやってるところを突っ込みのこいる師匠が諫めたり流したり厳しく止めたり…要はこいる師匠は大雑把でイー加減、のいる師匠は細かくて厳しい、そんなイメージなんじゃないかなと思います。
ところが…普段はどちらかというと逆なんです(^^)
この金沢の営業の時も…本番が終わり会場を出て小松空港まで向かう車中、こいる師匠は物静かにしてらっしゃったんですが、のいる師匠はずっと賑やかにしゃべり続けてて話が止まらない感じ!
ちなみにマギー師匠は車内の空気に馴染む感じで笑ったり、相槌打ったり…ステージ上と変わらない雰囲気♪
Wコロンは2人ともうんと後輩ですからただただその話を聞いて笑ってるだけ、たまに振られたらお答えする程度、マギー師匠の付き人さんも同じく。
そんな状況でのいる師匠に負けじと喋りまくっていたのが、当時私が身を置いていた事務所の社長さんという…ある意味CHAOS(>_<)
後日、こいる師匠と2人で呑みに行ったとき「あの社長は…凄いなぁ…」と苦笑いしながら思い返していらっしゃったのは…こいる師匠が記憶力の良い方だったということだけではなさそうですがf(^^;
空港に着いてからもスタンドバーみたいなところでビールを飲み干しながら豪快に笑っていたのいる師匠。
この時、私は改めて“人は見掛けで判断してはならない”ということを学んだのでした。
以前にも紹介した通り、礼儀に関してはしっかりしたお考えを持ってらっしゃる方で、思ったこともハッキリ仰る方で。
私自身意外に思うようなことも、こいる師匠が仰ることに本音なので詮索することなく受け留めることが出来ました。
ある時2人で話してて…こんなことを仰ってました。
「あの最近入った、着物着てる芸人、誰だっけ?」
「コウメ太夫ですか?」
「あっ、そうそう、彼は東洋館に合ってるね」
「えっ!?マジすか!?」
聞くとあのゆったりしたテンポは演芸場に向いていると仰るではありませんか!?
〔テンポはともかく中身は??〕…とは言いませんでしたが…私みたいな芸歴では汲み取れないものが沢山あるんですよね。
そして後日、何と青空球児師匠と呑ませて貰ってる時も同じく「コウメ太夫はイーなぁ!」と仰ってたんです…改めて演芸は深い。。。
話は逸れましたが、とにかくこいる師匠は実はイー加減でも適当でもない、とても実直なお人柄の方だったのです。。。