1月15日になりました♪
私が漫才協会で活動を始めて18年目。
入った時には最も厳しい印象だった昭和こいる師匠が…晩年、1本のマイクを挟んで2人で“昭和のいる・こいる”の漫才をやることになるなんて、人生本当に何が叶うか分かりません。
しかもですよ。
お江戸上野広小路亭やお江戸日本橋亭といった演芸場だけじゃなく、色んな場所でお付き合い頂きました。
私と長年仲良くさせて貰ってる時東ぁみさんと2人でやってた『ぁみ木曽のメガネ祭り』というインスタ配信番組がありました。
ゲストをお招きして色んな話を聞く企画だったんですが、そこにもこいる師匠にゲストで来て頂きました!
言うならば私とぁみさんの自主企画です、よくもまぁ快諾して下さいました!
この日のスタジオは…控室もなければステージもない、おまけにお客さんの数も制限があるので…小規模であるが故にそもそも少額だった出演料がより少なってしまうという失礼のオンパレード。
それでも…快諾して下さいました。。。
来て頂いたのは2021年の4月のことです。
この頃も新型コロナウイルスの感染は止まらない状況で、コロナ前は特に制限なく、お客さんにも観に来て頂いての公開収録だったのが…この時はお客さんを5名様限定にして、感染防止のためにマスク着用に手指消毒、換気と出来得る感染対策を精一杯施したうえでの収録でした。
場所は三軒茶屋にあるスタジオ。
本番前はスタジオに置いてあったフォークギターを爪弾きながら…自慢の歌声を披露したりと終始上機嫌♪
そこは年上キラーのぁみさん、この日が4度目の共演だったんですが…直ぐに打ち解けて、その光景はまるで“祖父と孫”のようで実に微笑ましい♪
本番の方も子供の頃の話、漫才師になろうとした頃、若手の頃、そしてフジテレビの『爆笑ヒットパレード』に出て大ブレークした時の話などなど…私も存じ上げなかった話が次々飛び出し、本当に楽しい収録となりました!
収録終了後。
ぁみさんが毎回やってるチェキ撮影会📷
ぁみさんが遠慮がちに聞くと、こいる師匠…
「いーよ!」
…とこれまた快諾!
何と東京漫才の大看板・昭和こいる師匠とのチェキ撮影会が急遽執り行われることになったのでした!
お客さん、喜んでたなぁ♪
私はこの頃、少しずつ気付きだしてました。
“昭和こいる”という名のある方、当然ながら分不相応に当たるお話はご相談しにくいし、ご相談しても門前払いで一瞬の撃沈だとばかり思ってました。
ところが…こいる師匠は実はそうじゃなかったんですよね。
失礼に当たらない礼節を持って臨むことは言うまでもありませんが…私はこいる師匠から“勇気”という大きな財産を授けて頂いたのです。。。