1月8日になりました♪
人生何が起こるか分かりません。
私みたいな芸人が…何と昭和こいる師匠と漫才が出来るのです!
私は別段秀でた才能がある人間ではありませんが…数少ない取り柄があるならば、それは“チャレンジ精神”。
〔やりたい〕と思ったことは、無理と思わず挑戦する。
芸人になろうと思った時もそうだし、30過ぎてコンビ組みなおした時もそう。
やってみて…“ダメだ”と思えば止めれば良いし、“ダメだ”と見切った時の熱の醒め方もエゲツないんですがf(^^;
幸いなことにこいる師匠と舞台に立つに辺り、意外にも全く緊張しませんでした。
その理由は2つあって…1つは最後の漫才でそこまでに既に4本漫才をやってたので、充分に身体が温まっていたこと、そしてもう1つは…こいる師匠が隣に居るのでどうにかなるだろ、と開き直れたこと!
…なんて最初はちょっと様子を見るというか、ちょっと恐る恐るやってたような感じでした。
ところが…こいる師匠が放つ矢全てがしっかり笑いとなって返って来る!
そのうち私も“イケる”という手応えというか確証を感じ取れるようになり、後半は本当に、心の底から楽しく弾けた漫才が出来ました!
もうね、そこまでの4本で細かいミスとかちょこちょこやってるんですが…それも全て吹っ飛びました!
本当に気持ち良かった!
達成感がハンパない!
終わってゲストや手伝ってくれたスタッフの皆さんとの打ち上げを用意したのですが…こいる師匠はそこには参加せず、お帰りになられました。
言っても面識のない若いメンツばかりだったので…遠慮されたんでしょうかねぇ、とにかく実に繊細に空気を読まれる方でしたので。
あと、実はこの時からガンを患われていたこいる師匠、体調も完調とは言えない状態だったんですが…それも一因かな、と思ってたら、実は私がこいる師匠と漫才をやりたい、という気持ちを汲んで、背中を押してくれた先輩の金谷ヒデユキさんが観に来てくれてて、金谷さんに「ちょっと行くか」とこいる師匠からお声掛けがあり、2人で飲みに行かれたそうなんです、もう…金谷さんも一緒にこっちに来てくれたら良かったのに!
これは金谷さんから聞いた話なんですが…こいる師匠、微笑みながら「漫才楽しかった」と仰ってたんだそうです。
良かった。。。
今、こうやって振り返ってても…何と表現すれば良いか分からない涙出て来そうになる。。。
こうして私が求愛した、こいる師匠との漫才は…ごくごく限られた範囲でしたが、少しずつ育まれて行くことになったのです。
最期に。
私が主催した『ザイマン演芸会』の3回目の時の私とこいる師匠の漫才の模様をYouTubeにUPしました。
ご興味を持って下さる方が居たら、是非ご覧頂きたいです。
私の受けは非常に粗いですが…2人がとても楽しく漫才をしているのを観て頂けるかと思います(^^)