1月7日になりました♪
念願叶いし、昭和こいる師匠と“昭和のいる・こいるのネタ”で漫才をやるという企画。
通常の若手?芸人の感覚ですと、本番前はとことん稽古を繰り返し、ネタを自分のものにして行く作業を経てステージに立つ。
この『ザイマン演芸会』の時も…スマイリーキクチさん、アレクサンダー大塚さん、時東ぁみちゃん、街裏ぴんくくんとそれぞれ、何度かのネタ稽古をしたのちに本番を迎えました。
一方、昭和こいる師匠とは…ぶっちゃけますと“立ち稽古”はなし!
まずは浅草東洋館にて、事前に摺り合わせして決めさせて頂いたネタを文字起こしした台本をお渡しし、その場で簡単な読み合わせ。
そして立ちでの稽古をお願いしようとすると…
「大丈夫でしょ。木曽くんに筋を話して貰って、俺は適当に相槌を打つからさ、気になったところで突っ込んでくれたらイーから」
…これで稽古は終了。。。
そして迎えた当日。
こいる師匠以外の4人のゲストの皆さんには、無理言って早めの時間に集まって頂き最終のネタチェック。
私は組手の如く絶え間なく4人のゲストの皆さんとネタ合わせをする訳ですが、来て下さった4名のゲストの方々は、自分の稽古以外の時間は待ちになる。
それでも皆さん、嫌な顔1つせず付き合ってくれました。
さすがにその中にこいる師匠も…というのは失礼が過ぎるので、ある程度4名の方々との稽古が終わる時間を見計らって…会場に入って頂くことにしました。
…と思ったら、きっちり早い時間にいらっしゃったのですがf(^^;
本番前のこいる師匠、ぁみさんや、アレクさん、キクチさん、街裏くんなんかと懇親してる、楽しそう♪
近しくお付き合いさせて頂くようになって気付いた新鮮な発見なんですが、こいる師匠はどなたとでも直ぐに打ち解けられて、直ぐに仲良くなっちゃうんです(^^)
街で一緒に歩いてても近くの人に直ぐに話し掛けるし、飲んでても店員さんや隣の席の人とも普通に話されてる♪
これは正直とても意外でした!
本番直前。
私はこいる師匠に「少しネタを合わさせて頂いても良いですか?」と提案する。
こいる師匠快諾。
といってもざっくり流れを確認する程度で…しっかり合わせたのは最後の“ハンカチ”のくだりだけ。
これはハンカチを頭に乗せると風呂に入ってる気分で歌が巧くなる、というネタの流れがありまして…昭和のいる・こいるの漫才ではもっとも有名なくだりの1つ。
ここだけは丁寧に確認、あとは…こいる師匠がこう仰るんです。
「木曽くんが喋ってるのに適当に相槌打つから、気になったら突っ込んでくれる?」
えっ!?
それだけすか!?
「大丈夫だから!あんまり練習したら面白くなくなるから!」
…こいる師匠がそう仰るんだから、そうしよう…大舟に乗った気分ではありますが、果たして私がそのあまりにも大きな舟の船頭の役割を担うことが出来るのだろうか??
大きな恍惚と不安を胸に抱えながら…本番を迎えたのでした。。。