1月6日になりました♪
昭和こいる師匠と“昭和のいる・こいる”の漫才がしたい。
芸歴が半分ほどの若輩者の私が…さすがにこんな生意気なお願いをこいる師匠にするのは失礼にも程がある。
しかしながら…もしこいる師匠が楽屋で仰った「やっぱり漫才がやりたい」というお気持ちに訴え掛けることが出来たなら…こんな素敵な話はないと思ったのです。
ところがいきなり無策で飛び込む程の勇気のない私は…信頼するお二人の漫才協会の先輩方に相談をすることにしました。
それが…おぼん・こぼんのこぼん師匠と金谷ヒデユキさん。
お二方はそれぞれこう答えて下さいました。
こぼん師匠は…
「やってくれるんちゃう?こいるさんも漫才やりたいって言ってるし」
金谷さんは…
「こいる師匠絶対喜ぶと思うよ!こいる師匠いつも漫才やりたいって言ってるから!」
…お二方のエールに勇気を貰い…私はこいる師匠に相談をすることに致しました。
私が5人のゲストと漫才をする演芸会をやりたい、そのトリで…こいる師匠と“昭和のいる・こいる”のネタをやりたい。
するとこいる師匠は…
「いーよ♪」
…と二つ返事!
こうして私は東京漫才の大看板・昭和のいる・こいるのこいる師匠と“昭和のいる・こいるのネタ”が出来ることになったのです!
そして開催の運びとなったのが…『木曽さんちゅうのザイマン演芸会』。
昭和こいる師匠含む5名のゲストの方々と漫才をする会です!
それぞれのゲストの皆さんとのネタを作り、ネタを合わせ、やりながら調整をして行く作業…これは自ら企画していながら、ここまでの芸歴の中でも自身の単独ライブを超えるハードな行程でした。
ゲストの皆さんが等しく温かい方々ばかりで…皆さんご多忙の中、しっかりスケジュールを調整して下さいました!
それぞれみっちりネタ稽古を重ねる中…唯一稽古をしなかったのが、他ならぬこいる師匠!
ネタは勿論昭和のいる・こいる師匠のものなので、新作を作る負荷はありません。
まずは昭和のいる・こいる師匠のネタDVDをお借りして、どのネタにするか吟味する。
そして絞ったネタをこいる師匠に提案し…了承を頂く。
それから何度も何度もDVDの再生と巻き戻しを繰り返しながら…漫才を文字起こし。
これがまぁ大変で…文字起こしして初めて気付いたのが…言葉数の多さ!
とにかくのいる師匠もこいる師匠も…なんかずっと喋ってる感じで、しかもこのセリフがかなりの割合で被っているのです!
故に台本にしたとしても表現し切れない独特の間とテンポがあって…舞台上で再現するにあたり、台本では参考にならない部分があることに、文字起こしをして初めて気付いたのです。
〔それをまかなうのは稽古しかない〕と、こいる師匠にセリフ合わせのお付き合いをお願いしたのです。
すると…。