12月23日になりました♪
お笑い以外の有名人の話を綴らせて頂いておりますが…やはり同業の偉人の話も紹介したいと思います(^^)
2010年以降、色んなお笑いの巨匠の方々とご一緒させて頂きました。
私がお笑いの世界に憧れを持つ切っ掛けとなったダウンタウンさん、島田紳助さん、笑福亭鶴瓶師匠、明石家さんま師匠、所ジョージさん、山田邦子さん、片岡鶴太郎さん、とんねるずさん、ウッチャンナンチャンさん…ご一緒する度、一流が一流であり続ける所以を目の当たりにさせられ、ある種の畏怖の念と感動の気持ちでいっぱいとなる訳ですが…今日振り返りたいのは…ビートたけしさん。
私の記憶が確かであれば…たけしさんが出られている番組に出させて頂いたのは2度。
初めては日本テレビの『世界まる見え!テレビ特捜部』に出させて頂いた時のこと。
麹町の方の日本テレビ、私のお笑いの初期衝動はやはりドリフ→ひょうきん族でしたから…その時代からずっとテレビで見続けて来たたけしさんと同じ場所・時間を共有することが出来るなんて、まさに夢のような話。
夢のような話ではありますが、夢で終わらせてる場合ではありません。
あのたけしさんの前で少しでもいーものを披露したい、そんな決意を胸に秘めつつ…スタジオに向かうと…何と!たけしさんは既に前室(スタジオの前にある控えスペース)に腰掛けていらっしゃいました。
いきなりの体面に戸惑いながらまずはご挨拶。
静かに返して下さるたけしさん。
やはりここまでの方になると…無駄な返しは一切なし。
そしてその後、あのたけしさんが、我々に対してまさに的確なアドバイスをして下さったのです。
「これからのあんちゃん達は2人で何をやって行くかが大事だな」
痺れる行間…目から鱗でした。
謎掛けという芸の持つインパクトを以てキッカケを掴むことは出来た。
ここからは如何に普遍的な仕事へとシフトしていくかの勝負だし、そのためには個々のパーソナルの部分をもっと出して行かなければならないと思っていた時期でした。
飽きられたら一瞬だし、このまま飽きられて個人の飛び道具を披露しただけでコンビとしての基軸を打ち出すことなくフェードアウトなんかしてたまるか…しかも私個人に関して言うなら今までの努力が何も結実しないまま終わってしまうなんて耐えられない…たけしさんから頂いた言葉はこの当時の私にとってまさに救いとなる一言だったのです。。。