9月23日になりました♪
連日の訃報にさすがに気持ちが落ちてしまいました。
昨日分でご紹介した、漫才協会の先輩漫才師・ホームランの勘太郎さんに続き、
…その数時間後、次も同じ漫才協会の青空たのし師匠が去る8月24日にお亡くなりになっていたことが分かりました。
89歳だったそうです。
たのし師匠と私はいつも東洋館で同じ楽屋を使わせて頂いてまして、私が楽屋に入ると、もしくは私が楽屋に居るのを見つけると…漏らさず満面の笑みで「おはようございます。久し振りですね」と挨拶をして下さるような、腰の低い方でした。
ある時は、私が家族で新宿の京王百貨店に買い物に行った時、地下の駐車場でばったりお会いした時もありました。
私を見つけるや「木曽さん」。
そう、たのし師匠はいつも私を❝さん❞付けで呼んで下さいました。
そして奥様といらっしゃったたのし師匠は奥様に私のことを丁寧に紹介して下さり、そして私の妻にも「青空たのしです、いつも東洋館で木曽さんにお世話になってます」と、有難過ぎるご挨拶。
当然妻はたのし師匠のことを存じ上げてますし、そんな方からの丁重過ぎるご挨拶にずっと恐縮していたのを今でもはっきりと覚えています(^^)
姿勢が良くて、常にシャキッとした方だったたのし師匠。
そんなたのし師匠も楽屋で私の話し相手になって下さってる時は本当に朗らかで…色んな話をして下さいました。
お仕事の話、演芸の話、あとたのし師匠は以前❝青空うれし・たのし❞として一世を風靡した方なので…私がWコロンを解散した頃は、色んな話をして下さり、私を励まして下さいました。
たのし師匠から「私と2人会をやりませんか?」なんて勿体な過ぎるお話を頂いたこともありました。
まだ解散したての私に何かやってやろうと思って下さったからこそのたのし師匠流のエール。
さすがに当時はネタもなければ自信もなかったので…お断りしてしまいましたが…胸に飛び込むつもりでやれば良かった、と後悔しております。
あとひと際熱量高くお話になったのは…ご自身の芸でもある❝ハーモニカ❞の話!
私がたのし師匠の話を楽しく聞いてるのが伝わったからか、色んな話を聞かせて下さいました。
音階が限られたハーモニカなんかがあったり、曲によって絶妙にハーモニカを使い分けてらっしゃる話など、本当に面白い話ばかりでした!
不老不死の薬でも飲んでんじゃないか、というくらいにとにかくお元気!
最近はご子息のいらっしゃる名古屋に転居されて、東洋館でご一緒する機会もめっきりへってしまってたのですが…この度の訃報はまさに青天のへきれき、本当にショックでした。
きっと今頃は天国で得意のハーモニカを響かせながら、お仲間を楽しませていらっしゃることでしょう。
寂しくなります。
青空たのし師匠のご冥福を心よりお祈り致します。