YouTubeの再生回数から決定!
おすすめ音楽ビデオ!洋楽版ベストテン です。
今週は… LISA、Courtney Barnett の2曲が登場。
そして!
今週最高数の「1日平均の再生回数」は… 23,652,017 回!
果たして、その曲は何?
このベストテン決定の「ルール」はブログの最後に…気になる方はそちらをどうぞ!
では、まず…
今週の「Music Video of This Week」!
は…
これにするしかないかも、的な…
LISA で「LALISA」。
2021/9/10 公開
9/15 13:37 時点での、総視聴回数 141,912,107回 。
平均視聴数 23,652,017 回。
いよいよ本格的に始まった、BTSに次ぐ、アメリカへのインヴェイジョン。
ということで、アメリカのテレビショーなんかで公開されたこの「LALISA」のライブパフォーマンス等の映像をおおよそ見ましたが、すべてこのMVの「いいところを抜き出し」た感じで、イメージ戦略が強力にできています。
ハナシを戻して…
この「LALISA」MVの特徴は…
★LISAが正面を向いて、画面のセンターにいる、という画面構成の絵が、全体の9割を占めている…
(という印象を持ちました)
というトコロ。
これ、映像の「構成・編集」としては「単調で幼い」感じなのですが…
いわばK-POPのMVのトレンドをみるかぎり、そういう画面構成でできているものも多く、この「LALISA」は、いわばその頂点的な(かかっている制作費的に)ものに仕上がっています。
手近なところで、例えばこのTWICEのMVにも、そのような「構造」が見て取れます。
これがアメリカ
(で、かつ、予算をかけ始めると)
だと、もうちょっと「いろんなアングル」を入れてくる
(もしくは、いろんなアングルにならないように舞台設定を決め込んで、正面から撮らざるを得ない構造にする)
のですが…
色んなアングルを入れた一例
(というか、一方でこれぞ「MV」!な作り、なのですが)
として、これ…
…もちろん、ドラマ仕立てであるという意味で、こうなってくるのですが。
で、撮影の場所を限定したMVの好例はこれ…
(公開中の映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」で再注目!のこの曲です!)
(狭い)飛行機内ということで、
スチュワーデス(古い言い方?)に扮したブリトニーを撮るとしたら…
どうしても「正面が多めのアングル」を選ばざるを得ない。
そんな中でも、ディレクターは「ドラマ感」を作るために「いろんなアングル・いろんな出来事」を準備して、映像構成をしています。
いや、そもそも「色んな方向からを狙う・いろんなアングルを作る」ということそれ自体が
(ドラマ的筋立てがはっきり存在していなくても)
映像ツクリの基本。
その「アングル」というものを「一方向に限定する」というのは…
おそらく「ファッションフォト」的撮影の手法と思います。
映像系ではなく、グラフィックデザイナーやデザイナー、スチルのカメラマンがディレクションをした際に、そうなりがちです。
一例が、このブログでよく取り上げるこれ…(画質、悪!…涙)
フォトグラファーのジャン・バプティスト・モンディーノの作品。
そのモンディーノでは、これもその類として必見…
そして…
デザイナーのジャン・ポール・ゴルティエが、自らの曲のMVを作るとこうなります。要は「一枚の絵を作る・画面構成(コンポジション)を重視する」ということなんですね。
ハナシは戻って…
「LALISA」の場合は、
「画面構成を重視しつつ、カメラは、前後に動くことで『動画』感を担保する」
ということなんでしょうね!K-POPは、この数年その方向を追求してきた
(無意識に、だと思うが…)
とも、思います。
…と、
改めて色んなことを考えさせられた、ということで、このMVを…
今週の「Music Video of This Week!」とさせていただきます。
…さて、チャートに入る前に…
過去の記事紹介コーナー!
1年前の 2020/9/16 のチャート。
ザ・アヴァランチズのMVの、異様な、そして、だからこそ美しい…その映像に驚愕した日。
2年前の 2019/9/18 のチャートはこちら。
ビリー・アイリッシュの「All the good girls go to hell」を、2019年の最高傑作と断じているのを改めて確認。
3年前、2018/9/19 のチャートはこれ!
金髪のデュア・リパが見れます(笑)。
4年前の 2017/9/15 は、まだこのチャートをやってなかった頃…
しかし「毎日毎日!」新たな記事を書いていました。
その日の記事はこちら!
レディオヘッドのMVが、何とも不穏で良い!と言っています。見ている僕らの側が「追い込まれる感じ」とまで…。
以上、その他過去記事もぜひ一度ご覧あれ!
なんか、時の流れを感じるなあ…。
では、
おすすめ音楽ビデオベストテン 洋楽編。
2021/9/15(水)です!
第10位!
Magdalena Bay で「Chaeri(Japanese Translation)」。
2021/9/8 公開
9/15 14:20 時点での、総視聴回数 3,920回 。
平均視聴数 490 回。
第9位!
St. Vincent で「Daddy's Home」。
2021/8/20 公開
9/15 14:21 時点での、総視聴回数 84,692回。
平均視聴数 3,136回。
トラック or トレーラーの後ろに乗って…というのが、MVでは、比較的定番ネタとして存在していますが、久々、それが登場です。画質は今流行りの「アナログ・テイスト」。普通の「トレーラーネタ」と違うのは、その「アピールに対して」誰も「乗ってこない」恐ろしさとか不気味さを表現している点で、そういう意味で St. Vincent ぽい!
類似MVをいくつか…
似たセッティングで、Vanessa Carton "A Thousand Miles"
アングル違いで、Bjork "Big Time Sensuality"
第8位!
Miles Kane で「Don't Let It get You Down」。
2021/8/24 公開
9/15 14:20 時点での、総視聴回数 98,640回 。
平均視聴数 4,288 回。
こんな雰囲気を、絵も、音も、醸し出せるアーティストがまだいたとは!イギリスって、奥が深いなあ。超スタイリッシュだと思うのです。
第7位!
Duran Duran で「Anniversary [Visualiser]」。
2021/8/31 公開
9/15 14:23 時点での、総視聴回数 163,323回 。
平均視聴数 10,207 回。
映像的には、紹介することないほどのものなんですが…音が!まさしく「デュラン・デュラン」!だったので、つい…
これ、映像はさておき(笑)必聴です!
第6位!
Courtney Barnett で「Before You Gotta Go」。
2021/9/814公開
9/15 14:10 時点での、総視聴回数 22,700 回 。
平均視聴数 11,350 回。
音を録る、という行為の映像が大好きです!
そこで、私の作品ながら、そういうカットをたくさん入れ込んだ作品を紹介。
GOING UNDERGROUNDで「ランブル」
(ゴトゴト音を立てる、という意味の言葉でもあります)。
第5位!
再生回数上昇中!
Sigrid で「Burning Bridges」。
2021/9/3 公開
9/15 14:22 時点での、総視聴回数 516,605回
(前週は 52,819 回)。
平均視聴数 39,738回
(前週は 8,803 回)。
第4位!
Jorja Smith で「Time」。
2021/8/28 公開
9/15 14:24 時点での、総視聴回数 958,548回 。
平均視聴数 50,449 回。
今のビデオだけど、過去の作品みたい、というタイムマシン的なムードをうまく作っています。
フィルム・テイストや、8ミリ・ビデオ、日付表示など、いやらしくなくさりげなく入れ込んでいるところがミソ(ほんとはオール・デジタル?最近そこがもうわからない…涙)。
第3位!
Little Simz featuring Obongiayar で「Point And Kill」。
2021/9/3 公開
9/15 14:24 時点での、総視聴回数 954,499回 。
平均視聴数 73,423 回。
まずは、トーンに注目。
やはり「黒い肌」には「暗部がブルー系」のカラコレが良し!は事実だ!
2:00あたりの「布の隙間から見えるロバ?馬」の顔のカットは秀逸。
後半のパーティー・シーンは、ジャネット・ジャクソンの…
「Got TIll It's Gone」を彷彿とさせる。
ブラスセクションが入ってくる瞬間の、そのカットのクールさも最高。
最後の、3:55からのカット…
このビデオで言いたかったことの全てを集約したような、ムービング・スチル(って言葉があるかどうかはわかりませんが)が、最高です!
第2位!
Charli XCX で「Good Ones」。
2021/9/3 公開
9/15 14:25 時点での、総視聴回数 3,023,484回 。
平均視聴数 231,729 回。
というわけで…
2021/9/15(水)、おすすめ音楽ビデオベストテン!
今週の第1位は…!
LISA で「LALISA」。
2021/9/10 公開
9/15 13:37 時点での、総視聴回数 141,912,107回 。
平均視聴数 23,652,017 回。
いよいよ本格的に始まった、BTSに次ぐ、アメリカへのインヴェイジョン。
ということで、アメリカのテレビショーなんかで公開されたこの「LALISA」のライブパフォーマンス等の映像をおおよそ見ましたが、すべてこのMVの「いいところを抜き出し」た感じで、イメージ戦略が強力にできています。
ハナシを戻して…
この「LALISA」MVの特徴は…
★LISAが正面を向いて、画面のセンターにいる、という画面構成の絵が、全体の9割を占めている…
(という印象を持ちました)
というトコロ。
これ、映像の「構成・編集」としては「単調で幼い」感じなのですが…
いわばK-POPのMVのトレンドをみるかぎり、そういう画面構成でできているものも多く、この「LALISA」は、いわばその頂点的な(かかっている制作費的に)ものに仕上がっています。
手近なところで、例えばこのTWICEのMVにも、そのような「構造」が見て取れます。
これがアメリカ
(で、かつ、予算をかけ始めると)
だと、もうちょっと「いろんなアングル」を入れてくる
(もしくは、いろんなアングルにならないように舞台設定を決め込んで、正面から撮らざるを得ない構造にする)
のですが…
色んなアングルを入れた一例
(というか、一方でこれぞ「MV」!な作り、なのですが)
として、これ…
…もちろん、ドラマ仕立てであるという意味で、こうなってくるのですが。
で、撮影の場所を限定したMVの好例はこれ…
(公開中の映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」で再注目!のこの曲です!)
(狭い)飛行機内ということで、
スチュワーデス(古い言い方?)に扮したブリトニーを撮るとしたら…
どうしても「正面が多めのアングル」を選ばざるを得ない。
そんな中でも、ディレクターは「ドラマ感」を作るために「いろんなアングル・いろんな出来事」を準備して、映像構成をしています。
いや、そもそも「色んな方向からを狙う・いろんなアングルを作る」ということそれ自体が
(ドラマ的筋立てがはっきり存在していなくても)
映像ツクリの基本。
その「アングル」というものを「一方向に限定する」というのは…
おそらく「ファッションフォト」的撮影の手法と思います。
映像系ではなく、グラフィックデザイナーやデザイナー、スチルのカメラマンがディレクションをした際に、そうなりがちです。
一例が、このブログでよく取り上げるこれ…(画質、悪!…涙)
フォトグラファーのジャン・バプティスト・モンディーノの作品。
そのモンディーノでは、これもその類として必見…
そして…
デザイナーのジャン・ポール・ゴルティエが、自らの曲のMVを作るとこうなります。要は「一枚の絵を作る・画面構成(コンポジション)を重視する」ということなんですね。
ハナシは戻って…
「LALISA」の場合は、
「画面構成を重視しつつ、カメラは、前後に動くことで『動画』感を担保する」
ということなんでしょうね!K-POPは、この数年その方向を追求してきた
(無意識に、だと思うが…)
とも、思います。
…という結果に!!!
いかがでしたでしょうか?
このベストテン決定の「ルール」は…
★わたくし、川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk YouTubeアカウントに「おすすめ」等々の形で現れた
「音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ」や「映像」のなかから、
★「公開日」が「1ヶ月以内」で(これは、若干伸び縮みします…)という条件で、
★川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk の視点で「10曲」
を選び、
★「総視聴数」を「公開されている日数」で割って…
公開からの「1日平均の視聴数」を割り出し、
★その「平均視聴数」の多い順で、チャートにしたもの!
です!
音楽もさることながら「映像的に、ぐっとくるもの、あたらしいもの」という視点で、選んでいます。
なお、
「再生回数上昇中!」は、
この曲が、今週の平均再生回数が、前週のそれより多くなった曲…すなわち、回数が伸びている!という判断で、この表記をつけます。
なお、
わたくし「映像大好きkk」は、こういうブログを書くことが専門!というわけではなく、
いろんな種類の映像を作る仕事をしております。
音楽ビデオやCMが主な主戦場ですが、それらをYouTubeのプレイリストにしました。
お茶やお酒のお供に、ぜひどうぞ。
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今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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