9月7日になりました♪
『M-1グランプリ』の決勝はおろか、準決勝進出すら叶えられなかった私ですが…準決勝に拘った理由が1つありました。
今は分かりませんが…当時『M-1』で準決勝まで進出すると、色んなメディア出演の仕事が来るようになりました。
髭男爵、Wエンジン、マシンガンズ、ダブルネーム…準決勝にあがった芸人さんが色んな番組に出演するキッカケを掴んでいました。
勿論決勝に進出することが一番ですし、その方がより多くのチャンスに恵まれる訳ですが…その前段階としてまずは〔準決勝にあがらずしてその先の展開は期待出来ない〕と思ってたんですよね。
そして“準決勝”を見据えていたのにはもう1つの理由がありまして、それは…“Wコロンのギミックを知らしめたい”という点。
Wコロンにおけるキャラクタライズのベースは…“演芸場”。
テレビで活躍する芸人さんとは相容れない個性である“演芸場”を逆に個性にしようとしておりました。
そして同じくその方向でやっていたのが…ナイツ。
ナイツの今に至るまでの活躍は説明するまでもないと思います、そんなナイツは『M-1グランプリ』で結果を出した後、師匠である内海桂子師匠のお名前をうまく紹介しながら、メディアで唯一無二の武器を手に入れることに成功しました。
一方のWコロンも…ナイツが世に出る前にテレビ朝日の『草野キッド』という番組で漫才協会の師匠方を紹介したり、細々とそのアプローチを試みていたんですが(その辺りのネタは基本根津君発信のものが殆どでした)…ナイツが先を行った感じでしたね。
…で、そんなWコロンのファクターを少しでも多くの人に知って貰うことで、他のメディアへのアプローチの足掛かりにしたい、という意味と、“漫才がより受ける環境を作りたい”という考えもありました。
ネタの中でがっつり謎掛けを織り込んだものをやっていたのですが、どうしてもこの謎掛けを漫才に織り込むことでテンポが落ちてしまい、乗り切れないというスパイラルになっていました。
そこを打破するためにも“謎掛け”を「待ってました!」の域にまで持って行けたら…それがプラスに転じられるのではないかと考えていたのです。
そもそもその私の考えが合っていたのかは分かりませんが…当時は日々答のない問いに一生懸命取り組んでいたような時期でした。。。