9月6日になりました♪
殆どの若手漫才師にとって『M-1グランプリ』は…起死回生、一発逆転、千載一遇のチャンス。
昨日までのブログでも紹介した通り…2007年はサンドウィッチマンが優勝し、2008年はオードリー、ナイツ、U字工事が決勝進出し、泥沼からの脱出に成功しました(^^)
私も勿論、『M-1』に懸命にチャレンジして来ました。
結果は…3回戦止まり。
現実はとても厳しかったですね。
よく予選で落ちた漫才師さんの間で「メチャメチャ受けたんだけどなぁ」という感想を耳にするんです。
実際私も3回戦で手応えのある笑いが取れたのに落ちたことは何度もありましたが…そこは今振り返ると…そもそも他の芸人さんの出来を全てチェックしている訳ではないし、そもそも“笑いが取れる”なんてのは当たり前のことで、それ以上に気に留めて行かないといけないことがあったんです。
大前提『M-1』はコンテストでありながら、テレビ番組でもあり、その辺りのバランスや適性も当然秤に掛けられる訳です。
勿論視聴率だってしっかり考えなければならない訳ですから、知名度のある人が何組かラインアップされるのは当然(勿論漫才師としての実力は必要不可欠な上で)。
それ以上に我々が理解しておかなければならないことがあると思う。
そして決勝となったならば、上位になると2本ネタを披露することになる。
その辺りの引き出しも必要ですし、何より審査員の方々が見ているであろうことは“将来性”。
『M-1』をブランディングさせている大きな要素の1つが“M-1後の活躍”。
『M-1』後、活躍する芸人さんが『M-1』の価値を高めることになるのです。
そして最大のポイント!
私は今になって反省していることがあります。
私の中の『M-1』に挑戦する時の思いは…
〔何とか決勝に残りたい〕
〔その前にまず準決勝にあがりたい〕
…この2つ。
甘かったですね。
全然足りない。
断定は出来ませんが…『M-1』の決勝に残るコンビは皆さんこう思って『M-1』に挑んでいたんじゃないかなと思います。
〔絶対に優勝する!〕と。
“絶対に優勝する”と思ってても叶わない人が殆どなのに…覚悟が足らなかったですね。。。