8月4日になりました♪
日本テレビ『エンタの神様』の出演を叶えるべく、ライブで新たなパッケージをブラッシュアップすべく掛け続けた日々。
お客さんをお1人舞台上にあげて、お客さんから貰ったお題で即興コントをする、そんなしばりだったように思います。
コンセプトは…“木曽さんちゅうのイジり芸”。
ここまでの芸人人生を振り返っても…こうやって私の芸人としてのスキルをピックアップして頂く機会はそんなにありませんでしたから、改めてとても有難いことだな、と思います。
一方、根津君はとにかくお客さんと即興コントをやる上で“滑る”という大きなリスクを抱えることになる。
そもそもはそれに巻き込まれるお客様こそ最大の被害者なのです、嗚呼、、、なんてことをやっていたのでしょうか。。。
このパッケージをどれくらいの期間やっていたかの記憶は定かではありませんが…日に日にライブでの空気も悪くなっていったように思います。
そしてそんな頃、ある夜の話です。
根津君から電話がありました。
そして…
「俺、これ以上滑り続けるの無理だわ」
…その声は酷く酔っ払っているように聞こえました。
もうこの一言を聞いて…これ以上、この企画を推し進めることは出来ないと感じました。
翌日、私は『エンタの神様』で担当して下さったディレクターさんに連絡をして、今後このパッケージではやって行けないというようなことをお伝えしました。
幸い、このディレクターさんが温かい方で、こちらの事情を快諾して下さいました。
あの当時、舞台で巻き込んでしまったお客さん、今更改めてになりますが…本当に申し訳ありませんでした。
やはりお金を払って観に来てくれたお客さんにストレスを掛けるようなことは絶対にやってはいけませんでした。
〔いやぁ、駄目だったかぁ〕
また振り出しです。
それでも辞める訳にはいきませんでした。
現状を打破するには、とにかく自らの力で“メディア”との接点を見つけ出していかなければならないのです。