7月23日になりました♪
2003年から2010年まで…若手お笑い芸人をスターダムに押し上げる番組として一世を風靡した番組『エンタの神様』。
Wコロンの結成が2004年ですから、まさにその渦がうねりをあげている状況下で活動を始めた訳ですが…エンタ芸人の営業の前説をやる、という形で少しながらの恩恵を受けつつ活動しておりました。
凄かったですねぇ、、、例えばつくばエクスプレスの開業に伴うショッピングモールのオープニングイベント。
トリは波田陽区くんで、他には前田健とかいつもここからなんかが居たように思います。
前説で出て行った瞬間、見渡す限り続くお客さんの塊。
例えるならば…イスラム教のメッカの巡礼の如し。
それは間違いなく、その時点でのお客さんの密集度の最高記録でした。
その殆ど…99.99%のお客さんがWコロンを知らない訳ですが、それでも出て行った瞬間…いつものお笑いライブのようなゼロスタートではなく、幾らかの歓迎ムードが築かれた状況なので…とにかく喋り易い!
それが名の売れた、人気者が登場となると桁違いの歓声で会場は興奮のるつぼとなるのである!
その状況を袖でみながら…前説で出た我々の空気なんて所詮かりそめの歓迎。
結局この世界、名を売って、顔を売って、沢山の人に「観たい」と思われるような存在にならなければどうしようもない、ということを目の当たりにして毎回虚無感でいっぱいになりました。
この時の記憶が鮮明なのには他にも理由があって、終盤…どんどん雲行きが怪しくなって、ぽつぽつ大粒の雨が降り出しました。
我々はあくまでただのMCですから…続行か否かの判断を仰ぐしかない訳ですが、この判断が…イベント主催者さん側と制作(この時は私が当時身を置いていた事務所でした)の指示が「今すぐ止めて!」「巻きで続行!」と完全に分かれてしまっていて。
人前に立つ者から言わせて貰いますと、こういうのが一番困る!!
「どっちやねん!!」
苛立った私はハッキリとマイクを通した形で言いました。
これは私の良くないところでした…反省です。
この時は個人的には主催者さんの意向を尊重するのが当然の判断だと思い、主催者さんの判断に従い巻きで終わらせました。
終演後、さすがに事務所の社長に切れましたね。。。
余談になってしまいましたが…確かに判断が分かれるくらい、想像を絶する方たちが集まっていたのです。
それだけ『エンタの神様』が異常なまでの、まさに社会現象といっても良いくらいのムーブメントとなっていたのです。。。