7月13日になりました♪
木曽家の長男坊が産まれる予定日は…2004年の12月でした。
それはそれは、とても嬉しい出来事でしたし、近い将来“父になる”という事実は私の中に新たなモチベーションとなりました。
しかしながら…ここで私の悪い癖が出るのです。
私はふとしたタイミングで“せっかち”が出たり、“慌てん坊”になってしまう時があります。
今でこそ“MC”なんて仕事を主な生業としている私ですが、根本はとにかく肝っ玉のちっちゃい男なんです。
そんな私が…子供が産まれることが分かった瞬間、慌てました。
まずは先立つ出産費用を蓄えなきゃならない、そしてその後の…子供を養って行くだけの生活力も身に付けていかなければならない…なのに芸事では充分な収入がないという、不安しかない実情。
とにかく必死でやるしかありません、そしてそれは今も変わらないのですが…この頃はとにかく余裕がなくて…
「早く形にしなきゃ!」
「このままじゃダメだ!」
「このまま芸人続けて大丈夫なんやろか?」
…まぁ、揺らぎました。
幸い3つ目に関しては…コンビ結成直後だったこともあり、辞める選択はありませんでしたが、とにかく私の中で〔芸人を続けているが食えない〕という道だけは絶対に避けたく、必死で毎日もがいておりました。
漫才の本番前に急に緊張し出したり、滑って深く落ち込んだり…とにかく焦ってたんでしょうねぇ。。。
そんな時、漫才協会のある師匠の一言が私を救いました。
それは…
「まぁ、一生懸命やってたら知らん間にどうにかなってるで」
…その一言はおぼん・こぼんのこぼん師匠の一言でした。
普段夜勤と浅草の演芸場、そしてライブを行ったり来たり。
他の漫才協会の若手が師匠方と飲みに行っているのを尻目に…私はライブに行ったり、夜勤前で仮眠するため、師匠の飲みの席のお供をすることは殆どありませんでした。
そんな中、タイミングがあっておぼん・こぼん師匠の飲みの席(昔は東洋館終わりの恒例でした)にご一緒させて頂く際のお店への道中での一言でした。
染みました、、、今でもこうやって覚えてるくらいですから。
まさに金言を頂いた出来事となりました。