6月13日になりました♪
張り詰めた糸が切れたとでも言いますか、張り詰めていた反動で…全く何をする気力も起らなかった時期の話。
当時32歳、夜勤のバイトをしつつ、空いた時間の全てを釣りに注ぐ日々。
芸歴で言うと9~10年目くらいの頃、1つだけ心に固く決めていたことがあります。
それは…〔頂いているお仕事だけはしっかりやり抜いてから足を洗おう〕ということ。
まぁ、大袈裟に言うてますが、実際この当時は前にも紹介した、“大人の男性のためのチャンネル”パラダイステレビのレギュラーが毎週木曜日の夜、生放送でありまして、それ以外は…単発でライブやイベントのMCのお仕事がある程度。
故に、パラダイステレビのレギュラーが終わったら…お笑いの世界から身を引き、違う世界で頑張ろうと思ってました!
…と、簡単に言いましたが。
この時まで、100%お笑い芸人として一人前になるためだけに頑張って来た訳ですが、これが逆に言うと“じゃあ次は何をしようか?”と思いを巡らしても…全く思い当たるものが無かったのです。
いわゆる“潰しが効かない”というヤツですね。。。
例えば一般企業にお勤めであれば、パソコンのスキルや経理の資格、営業の経験など…汎用性の伴う業務スキルの1つや2つ、あるもんですが…「お笑い芸人やってました」なんて声高にアピールしても、結局のところ「で、何が出来るの?」と言われたら…もう二の句が出ない訳です。
私もこの問題に直面し、且つ、他にやりたいことも見つからず…結局、新しいジャンルの仕事と言えば、大仁田厚さんの後楽園ホールでの興行でリングアナをやらせて貰ったくらいで、
…特に新機軸となるようなお仕事を見つけることは出来ませんでした。
ハッキリ言います。
「お笑い芸人やってます」
…なんて誇らしげにアピールしても、結局のところそれはあくまで村社会の話、世の中に出たら何も通用しないのです。
まぁ、逆に言うと、お笑い芸人というのはそもそもそういう仕事だし、皆、芸事で生きていくべく必死で知恵と忍耐力を振り絞って頑張ってます…それだけ魅力のある仕事なんですよね。。。