5月16日になりました♪
家族ぐるみで可愛がって頂いてました春一番さんとの楽しかった想い出を振り返って参りました。
そんな春さんとの別れは…突然訪れました。
2014年7月3日。
春さんの訃報は…確かネットニュースで知ったんじゃなかったかと思います。
何故だかその辺りの記憶が曖昧です。
春さんが亡くなった瞬間、私は心のどこかでずっと恐れていたことが…遂に訪れてしまったことに…愕然とし、脱力し、血の気がどんどん引いて行くのを感じました。
そして直ぐに妻にそのことを伝えました、すると妻は…あんなにも人はすぐ泣くのか、というくらい直ぐに号泣しました。
相手が芸人だろうが芸人じゃなかろうが、分け隔てなく付き合ってくれる、、、春さんってそういう人だったんです。
そして中屋くんに連絡をすると、やはり中屋くんもネットで春さんが亡くなったことを知ったようでした。
そして、これまた記憶は定かじゃないんですが、春さんの奥さんに連絡をしたのか、連絡を頂いたのか、はたまた誰かからなのか、、、とにかく何らかの形でお通夜と告別式の日程を知ることとなりました。
この時期、さほど忙しくなかったんですが…告別式の日は確かJ:COMさんのレギュラー収録があり出席出来ず。
お通夜は…当時テレビ静岡さんでこれまたレギュラーでレポーターをやらせて頂いてまして、そのロケと生放送が終わり急いで戻れば…何とか間に合うかもといったスケジュールでした。
私はお通夜に出席することにしました。
朝一から静岡県内でロケ、昼過ぎからの生放送に出演させて頂き…終わるやテレしずさんから静岡駅までタクシーで急いで貰い、1時間に1本の新幹線で帰京。
妻には長男を乗せて東京駅まで車で迎えに来て貰い、車内で喪服に着替え…お通夜を閉めるギリギリの時間にどうにか間に合わせることが出来ました。
「ゆみこちゃん(妻)ひさしぶりぃ、元気だったぁ?」
「(長男に)うわぁ、大きくなったねぇ」
春さんの奥さんは意外にも落ち着いていて…それはそうです、破天荒な春さんのことをずっと支え続けた器の大きい方ですから、それはもう堂々たるもんでした。
いや、勿論疲れ切ってるところだったと思うんですが…当然ながら明るく振る舞ってらっしゃったんだと思います。
奥さんのあっけらかんとした感じにびっくりさせられつつ…棺の中に居た春さんにご挨拶。
こういったシチュエーションの時にはよく耳にしますが…やはり非常に落ち着いた、まさに安らかな表情をされてました。
47歳。
今の私より若い、47歳、、、あまりにも早い。
私は棺に居る春さんに…亡くなる前、こちらから連絡を入れる回数が減ってしまっていたことを詫びました。
優しい方ですから…絶対に怒ったりしないことは分かっているんですが…まさかあの浅草の夜が最期になるなんて。。。
私にとって初めて身近な芸人さんが亡くなった経験となってしまいました。。。
春さん、私みたいな後輩を最期まで気に掛けて、可愛がってくれて…本当に有難うございました。
私がそちらに行ったら…また色んな話を聞かせて下さい。
久しぶりにあの伝説の『お笑いウルトラクイズ』の話、また聞きたいです。。。
春さんの大好きな長電話、たっぷりお付き合いさせて頂きますよ♪
【完】