3月26日になりました♪
俗に天然キャラと言われていた中屋君と組んだ漫才コンビ・バズーカルーム。
僕にとって初めての本格的なお笑いコンビとなった訳ですが、最初のうちはとにかく全てが手探りで(…まぁ、そんなのは誰でもそうだと思いますが)…ネタ作り、衣装、役割分担…これを一括りで言うと“方向性”という言葉に集約されると思うんですが、こういったあらゆる要素を構築していかなくちゃいけないのです。
ところがバズーカルームの場合、いわゆる方向性に関しては組む時点である程度のひな型が出来ておりました。
それは…中屋君が完全にボケ側の人間であること。
そして私は…ツッコミ側であったこと。
これが明確であることは非常に大きかった。
あとはネタ作り、これが大きなポイントとなって来る。
当初から中屋君は「俺はネタが作れねぇ」と明言しておりまして、ここは私が書くしかありませんでした。
ところが。
中屋君に合うネタが思うように書けず、且つ私が書いたものは中屋君の満足行くレベルに達することが出来ませんでした。
さぁ、どうする。
まぁ、一生懸命書き続けましたが…これが中々難しい。
やはりお笑いコンビがやるネタというのはメンバー双方が納得するものをやらなければならない。
そのポイントは…疑うことなき台本作成者に対する信頼によって成立する場合もあるし、はたまたそうではない場合は…書いてきたネタをとにかく双方が納得するまで絞り込むか。
この絞り込むという作業は…書いてきたネタにおけるディスカッションの場合もあるし、舞台で何度も試して作り上げる場合もある。
ただ、舞台で試すにあたっては…やはり双方が(舞台でやるに値するレベルまで)納得する必要があると思っている。
私はとにかく中屋君の考えを色々聞くことにしました。
そして出して導き出した結論が…“中屋君が原案を考え、それを私が台本にする”という方法でした。
〔これは違う〕と思いながら漫才をする程意味のないことはありません。
早速二人で設定を相談して決め、中屋くんに原案を考えて来て貰うことにしたのですが…。。。