3月17日になりました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
あれから10年が経ちました。
仕事柄度々被災地に行く機会がありました。
岩手県は…久慈、宮古、大船渡、釜石。
宮城県は…仙台、亘理、名取、塩釜、南三陸。
福島へは…昨日まで綴って来た郡山以外にも…爆笑問題さんの『日曜サンデー』の震災特番で、いわき市の中学校での公開生放送に参加させて頂きました。
東京から爆笑さん、南海キャンディーズの山ちゃん、BOOMERさん、Ⅹ-GUNさん、U字工事のラインナップがマイクロバスに乗り、一路いわきへ。
地元の放送局のアナウンサーさんの案内で海沿いの地域を巡りました。
もう何もない、残るのは建物の基礎のみ。
これは他の被災したエリアも同じなんですが、津波が全てを洗い流してしまった訳です。
これは目の前で見ないと分からないかもしれない。
宮城県名取市では…仮設住宅の共有スペースで番組の公開収録をさせて頂いたこともありました。
お客さんは本当に明るくて、漫才やトークもとてもよく笑ってくださいました!
しかしながら、収録が終わってからも色々お話をさせて貰ったんですが…仮設住宅での生活の中で自暴自棄になり、アル中になって部屋から外に出なくなってしまった人も居るとのこと。
自分のことに置き換えたら…仮に家族が亡くなり、家が亡くなり、そして仕事まで失ったとしたら…私も同じようになってしまうことは充分に有り得る話。
本当に自身が経験しないと分からない話ばかり。
そこで私は思いました。
〔私の家族も被災地の現実を見ておいて欲しい〕と。
これは観光気分なんて話では決してなくて、如何に東日本大震災が甚大な被害だったかを自分の目で見て、肌で感じるべきだと思ったのです。
そこで行くことにしたのは…南三陸町。
サンドウィッチマンもオススメのホテル観洋さんにて2泊3日の旅でした。
ニュースで再三取り上げられて来ている防災庁舎も…
…この高さまで津波が来たのです。
その恐怖を考えたら…言葉も出ません。。。
被災した一人一人の方々が、それぞれの思いを抱えながら生きて来たこの10年。
私には大したことは出来ません、それでも…毎年この時期が来たら思い出したいと思います。