3月14日になりました。
2011年3月11日14時46分に発生した東日本大震災。
この地震から日本は目まぐるしく揺さぶられ続けることになりました。
大地震による家屋の倒壊。
大地震に起因する巨大津波。
倒壊してしまっている家屋を津波が全て洗い流していく、あまりにも残酷な連鎖。
そこに追い打ちをかけたのが…福島第一原発事故。
原発が爆発事故を起こしたのです。
未知に未知が重なり、日本中がパニックになりました。
放射能はどうなるのか?
空気は?水は?土砂は?
雨が降った時は「絶対に雨に濡れないように」というようなチェーンメールが届いたり。
水道水は放射能で汚染されているから絶対に飲んではいけないという噂とか。
砂場も放射能で汚染されているのでやはり遊ばないようにネットが掛けられたりとか。
この砂場の件に関しては実際に高い放射線量が検出されたので…噂の域を超えていた訳ですが。
あと先程の…水。
当時この噂を信じた人たちが水を買い占め、スーパーやコンビニなどからお水が全くなくなってしまった時期がありました。
これはあの当時、私のとった行動が正しかったのか分からないのですが…私自身のことは置いといたとして、子供はまだ小さかった(長男が6歳、次男が1歳)ので…これから身体を形成していく時期にもし何かあったら、と思うと…この時期私もあくまで子供たちのために水を買い集めた時期がありました。
私や妻は水道水で沸かしたお茶を飲んでいましたが…子供達には飲ませないようにしておりました。
それが果たして正しい判断なのかは今でも分からないのですが…。
昨年の今時期のマスクもそうですが、とにかくまだ実態の明かされていないものに対してあらゆる憶測に日本全体がビクついていたように思います。
ある時こんなことがありました。
あれは地震が発生して2か月ほど経ったころでしょうか?
福島県郡山市にあるショッピングモールで営業がありました。
地震発生以降、一気にエンタメ系の仕事がキャンセルになり、それがようやく動き出した頃です。
事前に現地のスタッフさんから“原発”や“放射能”といった単語に対する対応の指示があったり、実際本番中にもお客さんからそのようなフレーズが出て来たりと、非常に難しい時期だったことを覚えています。
実は…今でもとても腹立たしい出来事がありました。
【続く】