11月11日になりました♪
NHKの夕方の人気番組だった『ゆうどきネットワーク』。
私みたいなしがない芸人に《木曽さんちゅうの駅弁が食べた~い!》という、まさかの冠コーナーを持たせて下さった勇気ある番組。
コーナーのスタート時からずっと変わらず担当をしてくれているディレクターの(佐藤)純子さん。
とにかく義理堅い人で…あくまで「駅弁企画は木曽っちと」というスタンスを一貫して崩しませんでした。
そしてその純子さんの気持ちは貫かれました。
駅弁特番の第2弾、今度は4組の出演者による駅弁リポートをまとめた特番。
一緒に出たのは…サンドウィッチマン、ハイキングウォーキング、スザンヌ、そして…Wコロン。
当初、このWコロンのところは“木曽さんちゅう”でした。
そこで当時籍を置いていた事務所は…「木曽ではなくWコロンで」とキャスティングの話に難色を示したそうです。
純子さんは…やはりここまで少しずつ地道に積み上げて来た《木曽さんちゅうの駅弁を食べた~い!》でのやりとりをこの企画でもやりたい、木曽さんちゅうを駅弁芸人として番組の中で立たせたい、そして何より“駅弁は木曽っちと”という熱く強い気持ちで…あくまで「木曽さんちゅうさんで」と受け入れなかったそうです。
すると事務所は…「Wコロンじゃなければ木曽は出せない」と言って来たそうです。
何てことでしょうか。。。
結果、私が出ないのは本末転倒です、、、純子さんは苦渋の選択をすることになったのです。
結果、ロケはコンビで敢行されましたが…最悪の結果となってしまいました。
細かく綴れば山の如く色々ありますが…とにかくロケの内容は最悪でした。
とにかく撮れ高が全くない。
芸人として油の乗ったサンドウィッチマン、ハイキングウォーキング、そして売れっ子の一流タレントのスザンヌちゃんに伍するには、あまりにも分が悪過ぎました。
今だから綴りますが…私は夜中1人でNHKに行き、過去の私の素材(《木曽さんちゅうの駅弁が食べた~い!》)を総集編にして…本来ロケの素材で埋められる筈だった尺を繕うという純子さん、苦渋の選択。
もう、最悪でした。
何てお詫びすれば良いのか、言葉も見つかりません。
それでも純子さんは変わりませんでした。
いや、内心ははらわたが煮えくり返っていたかもしれませんが…池袋の居酒屋でセッティングされたスタジオ部分に当たる収録のMCを私、ピンに託してくれました。
嗚呼、嗚呼。。。
【続く】