11月2日になりました♪
先週金曜日より綴らせて頂いております…私が出させて頂いておりました番組、NHK『ゆうどきネットワーク』での話。
《木曽さんちゅうの駅弁が食べた~い!》と名付けられたこのコーナー。
担当ディレクターの(佐藤)純子さんは…私のような特に目立った取り柄のない芸人にピンで冠コーナーを持たそう、なんて、なんてとても大胆なアイデアの持ち主。
嬉しい反面〔何で俺なんだろ?〕という不思議な気持ちに浸りながらの初めてのロケは、広島→岡山の旅!
宮島口でロケはスタート、名物駅弁“あなごめし”の厨房にお邪魔して、穴子を焼く行程を間近で見学させて頂き…出来立ての駅弁を手に列車に乗り込む!
乗客でそこそこ混んでいる車両で空いている席を見つける、そこには何の関係もない乗客の女性(おば様)!
「木曽っち、話し掛けて!」
…船場吉兆の女将さんよろしく、小声で指示を出す担当ディレクターの(佐藤)純子さん。
「すいません、どちらに行かれるんですか?」
…確か、そんなようなことを話し掛けたんじゃないだろうか、、、細かいことは記憶していませんが、そんな感じだと思う。
そしてあれこれ話しているうちに、、、何か盛り上がっちゃったんです!
私ね、結構初対面の方でも普通に話出来ちゃうところがあって…加えて地方ならではの朴訥なお人柄も手伝って、メチャメチャ良い雰囲気になったんです♪
またまた純子さん、、、
「木曽っち、お弁当ここで食べたら?」
…えーっ??
そこそこお客さんが乗ってる状況で、駅弁食べるの??
最初は思い切り面喰いましたが…まぁ、そんなこと言ってる場合じゃありませんから、言われるがままに弁当を出して食べ始める私。
「木曽っち、せっかくだからひと口差し上げたら??」
…エーッ!?
初対面だよ!
しかしながら、雰囲気はメチャメチャほぐれてるし、私が「ひと口どうぞ」なんて箸でよそってそのおば様の口元にあなごめしを運んだら…間違いなく食べて下さることは容易に想像出来た!
「これ“あなごめし”っていう駅弁でメチャメチャ美味しいんですケド、ひと口如何ですか?」
…そしてそのおば様の口元にあなごめしをひと口サイズで運んだ。
そのおば様は一瞬だけ躊躇いながら…パクッ!
食べてくれた!!
私以上に喜ぶ純子さん!!
振り返ると、この包容力のあるおば様との奇跡の出会いが…その後“木曽さんちゅう”の冠コーナーが続く大きな出来事となったのです!
ようやくテレビに出だした40手前のグリーンボーイ・木曽さんちゅうは…純子さんの掌に乗せられ、純子さんの巧みな演出により、今まで経験したことのない“いじられキャラ”としての新たな船出となったのである。。。
【続く】