9月3日になりました♪
演芸場における楽屋の挨拶回りの話から、テレビにおける話へと移って参りました♪
本番前、楽屋の挨拶回りをする…これはテレビの収録における慣例となっております。
よくテレビ収録で使われる、東京タワースタジオにて。
最近では、ひっきりなしに挨拶に来られるのが面倒ということで事前の挨拶を良しとしないMCの方も居ると聞いておりますが…事前の挨拶は基本中の基本。
名前は伏せますが…私の芸人仲間の1人A君はこの事前の挨拶が出来なかったことで大変な目に遭ったそうです。
売れっ子芸人のA君は、その事前の挨拶が出来なかった番組収録がその日の2本目の仕事だったそうです。
しかも時間がかなりタイトで…局に着いた時は既に収録直前。
結局A君は、その番組のMCさんに事前の挨拶が出来ないままに本番を迎えることになるのですが…その日の収録は、ど頭のゲスト紹介以外、一切話を振られることなく収録を終えたんだそうです。。。
挨拶が出来なかったこととの因果関係はそのMCの方のみぞ知るところですが、もし仮にそのMCの方に挨拶をすることが出来ていれば…まぁ時既に遅しですケドね。
まぁ、これはかなり極端な事例ですが、もしA君の人柄をそのMCさんが知っていれば…ここまでの扱いにはなっていなかったと思われます。
怖いねぇ、テレビって。。。
私にとってこの挨拶回りは…とても有難い慣習でした。
小心者の私は番組に出る度、毎回しっかりと挨拶をして回りました。
楽屋の扉をノックして一言。
「おはようございます、ご挨拶宜しいでしょうか?」
そこで返答があってOKならば中へと失礼します(メイク中だったり打合せ中だったり、はたまたご本人だけが不在だったり…まぁ色々あります)。
「すいません!失礼致します!」
とにかく元気にハキハキとを心掛けてました。
そして…
「おはようございます、Wコロンの木曽さんちゅうと申します」
「今日は宜しくお願い致します」
ここでにこやかに返してくれた場合、お邪魔になってないかを推し量りつつ話を広げます。
その間も決して調子に乗ることなく、あくまで謙虚に、そして慎重に。
↑
これが大事なんですよ。
そして話の流れで私は一言添えていました。
「何ぶんテレビが不慣れなもんで、失礼な絡み方したら申し訳ありません」
〔姑息やなぁ〕…そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これ毎回本音で言ってました。
当時は少しでも爪痕残そうと毎回必死で…それが今思えば良くなかったところもあるのですが…結構変な絡み方したりして迷惑を掛けることも少なくなかったんですよねぇ。。。
【続く】