おすすめ音楽ビデオ
ベストテン 日本版!
今週は、ゲスの極み乙女。、ヨルシカ、TELE-PLAY、クレイジーケンバンド の4曲が登場!
そして、
今週もっとも多い「279,677 回という1日あたりの再生回数 」を「回した」のは、どの曲!?
さて、突然ですが… 川村ケンスケの…
「1分で伝えたい!今日の音楽雑事」
として、今回論じるのは…
【音楽大学に伺って見えてくる、構造の限界】
というお話。
最近、音楽大学なるところに伺って、お仕事をする機会が増えておりますが、面白い試みをなさっている大学もありまして…
音楽、それは例えば「ピアノ演奏」とか「作曲」とか「指揮」とか…そういう「専門的な分野の教育」がそれらの大学の「本線」なのですが、
その「本線」に加えて、音大といえども大学なので、もちろん「一般教養」という科目もある…
この「一般教養」、特に「語学」の領域に力を注ぐことで、
「音楽教育」と「語学教育」の二軸で進む、そのことを特徴としていこう、と、考えてらっしゃる、そんな大学が増えてきているようです。ところがやはり入学される学生さんは「音楽を学びにきている」と、強く思ってらっしゃる(当然ですね)…
…ということで、これ、芸術系の大学の「あるある」で、一般教養はややないがしろにされる傾向が強い
(これは、普通の?大学でもじじょうは変わらないかもしれませんね)
そんな中、
わたくしがお邪魔している大学は、このあたりを「改革」したいということで…
音楽大学的な、いわゆる
「音楽専門の専攻コース(いままでの音楽大学の通常の専攻のカタチ)」
に加えて、別の選択肢の専攻コースとして、
上記の「語学に力点を置いた」「一般教養(というか、ごく普通に「教養」ですね)」と「音楽教育」がイーブン!な関係の、
「一般教養音楽専攻」
とでもいうべき専攻コースを設けているのです。
音楽の教育が、「音楽専攻コース」に比べて、見劣りすることはなく、あくまで「音楽に偏った人間」ではなく「教養も身につける」という、かなり高度な専攻コースのようです。
大学を出た後の人生(主に就職ということがその入り口になると思われるのですが)に役立つような、そして、音楽が人並み以上にできて、それに加えて、教養もある、という人間を育てる、ということでしょう。
素敵なこと!と思える一方で、逆に…
これまでの「音楽家」(を育てる教育)が、いかに「偏った」カタチであったか?(と、音楽家を育てる教育の側が、そう思っているわけですね)ということを裏から証明している、
さらには、
その「偏った(僕は、音楽家は偏っていて良いとおもっているのですが)」キャラは、一般的な社会での居場所がない(簡単にいうと、就職先があまり多くはない)
…ということもまた、突きつけられてくる(突きつけられ続けている)問題なのだ、ということなのでしょう。
わたしは、大学の専攻が「英語」でしたので、この「英語」という言葉の場所に「音楽」という言葉を挿入して自分の人生を見返してみると…
その「音楽教育の問題」がまざまざと浮かび上がってくる気がしました。
つまりは…
「英語」(挿入し直せば「音楽」)が、ごく普通の世の中で「どのくらい必要とされているのか?」ということなのですね。
「英語」は、「音楽」に比べればまだ「汎用性が高かった」くらいな話で…。
だからこそ!
「音楽教育」は、それが対象とする「非常に狭い市場」に「学生を送り込まねばならない」…
ということが、ここで語られるべき、考えられるべき「真の課題」なのだろうと思いました!
そんな風に思った、という今日の…
「音楽雑事」!
ご静読感謝!… ということで、
そろそろ今日のチャートをご紹介。
(このチャート決定のルールは、第1位の後に…)
では、始めましょう!
おすすめ音楽ビデオ ベストテン 日本版 2020/7/9(木)。
今週の第10位!
2020/6/14 公開
7/9 11:10 時点での、総視聴回数 4,598回 4,140回。
平均視聴数 176回。
SWEET ROBOT AGAINST THE MACHINE 3 WITH KAHOで「DAKITIME」。
テイ・トウワのプロジェクトで、今回のフィーチャリング・ボーカルは、なんとバカリズムと、女優の夏帆。映像的にはコントラストとかでやや「甘いなあ」とおもうところはあるが、音とのマッチングや、全体のセンスはさすが。これだけしか見られていないのが、ホント、残念っす…!
今週の第9位!
2020/6/20 公開
7/9 11:11時点での、総視聴回数 10,870回 9,676回。
平均視聴数 543回。
菊地成孔 / 甲斐田祐輔 で「戒厳令下の新宿」。
サックス・プレイヤーで文筆家でアジテーター、菊地成孔が、戒厳令=緊急事態宣言 の新宿を歩いたセミドキュメンタリー映像。果たしてこれは、2020年の新宿なのか?1960年の新宿なのか?それとも、遥か未来の…?新宿という街が「モノクロ」にするだけでこれほど「時代感」がなくなる風景を持っていた、ということに驚きました。これをMVと呼ぶには、そのジャンル感からは遠く離れてしまっているけれど、音楽と映像のマリアージュということで言えば、これほど時代をすくい取った先鋭的な表現は、他にないような気がしています。必見です…!
今週の第8位!
2020/6/12 公開
7/9 11:10 時点での、総視聴回数 16,799回 15,577回。
平均視聴数 599回。
ドミコ(domico) で「化けよ(BAKEYO)」。
アート感満載!いいね!終盤にメンバーの姿も出てきますが、そのデザインが全体のコンセプトを崩していないのも、最高です。必見!
今週の第7位!
2020/6/15 公開
7/9 11:11 時点での、総視聴回数 20,299回 19,353回 。
平均視聴数 811回。
TOWA TEI WITH HANA で「MAGIC」。
音は流石の TEI TOWA 印!映像も一筋縄ではいかないアイデア。大事なのは、いままでみたことがない感じ、それを作るということ、その姿勢ですよね。そこには「かっこいい」とか「わかりづらい」とか「世代に合わせるべき」とかいう批評や講評は、全く関係がないのです。いわば「こんなビデオだよね」と一言で言えない、かつ、見たら魅力的!…そんなMVになっていると思います!
今週の第6位!
2020/6/23 公開
7/9 11:08 時点での、総視聴回数 73,080回。
平均視聴数 4,298回。
クレイジーケンバンドで「IVORY」。
何の変哲もない映像、かもなのですが…クルマの車窓の映像を、こういう構成や設定、演出で見せられると、いいですね。普通の風景に意味が出てくる気がします。もちろん、クレイジーケンバンドの音楽もあいまって、ですが!大人っぽくて素敵です。
今週の第5位!
2020/6/19 公開
7/9 11:13 時点での、総視聴回数 85,555回。
平均視聴数 4,074回。
やくしまるえつこ で「アンノウン・ワールド・マップ 360°MV」。
360度の映像なので、然るべきブラウザで「グリグリ」しながら見て欲しいが…こういう「360°の映像」の一番面白いところは…
「全部をちゃんと見ることができない」=「いつも違った映像を見られる可能性がある」
…という一点に尽きると思っています。全体像を見ることが基本的には不可能だということです。間違ってSafariなんかで見ると、ずるっと横長的なフレームになって、そういう形なら「全体」を見ることは、もちろんできますが…。このようなMVがもっと増えて欲しいなあ。
今週の第4位!
2020/6/30 公開
7/9 11:07 時点での、総視聴回数 53,162回。
平均視聴数 5,316回。
TELE-PLAY featuring BASI, Chara, SIRUP, TENDRE and Ryo Konishi で「あいにいきたい」。
TELE-PLAYというプロジェクト名での作品。リモートの一形態ですが、デザインがいいですね。魚眼レンズ(もしくはそれ風?)で、全員同時の一画面がない、というのが、なかなかいいなあ、と思って、見ました!
今週の第3位!
2020/7/8 公開
7/9 11:07 時点での、総視聴回数 50,267回。
平均視聴数 25,133回。
ゲスの極み乙女。で「マルカ」。
いい意味で、ゲス極。らしくない仕上がり。というか、やや90年代初頭な気分。画質のせいもあるけれども、手持ちのカメラとか、インサートされるさまざまな映像のチョイスやそのテンポが、そんな感じです。この違い、結構大事です。
…と、では、その違い…『わっかるかなーわかんねえかもなーイェーイ』(これがわからないかもですね…涙)。そんな人はこの動画を…
MVとは関係なくてすいません…。
今週の第2位!
2020/7/8 公開
7/9 11:06 時点での、総視聴回数 417,258回。
平均視聴数 208,629回。
ヨルシカ で「盗作」。
あいかわらず「顔隠し」のプロ!の仕業、な作品ですが。アルバムトレーラーながら、つい見入ってしまうデザインの映像ですね。こんな感じの、ほかのヨルシカのMVをみたい!
そして!
2020/7/9(木)おすすめ音楽ビデオ ベストテン!日本版」…
今週の第1位!
再生回数上昇中!
2020/6/16 公開
7/9 11:13 時点での、総視聴回数 6,712,267回
(前週は、4,570,892回)。
平均視聴数 279,677回
(前週は 268,876回)。
あいみょん で「裸の心」。
むむ?ワンカット?(なのに、スタッフクレジットには複数のカメラの存在が示唆されていて…撮影はしたけど「やっぱワンカットじゃん?」って話になったのかな)
まずは「あまり顔が見えない」というのがいいですね!暗闇に一筋の光、垣間見えるあいみょん…いいじゃないですか!
徐々に明るくなってくると、顔も見えてくる…バスルーム?シャワー?
ここまでくると「もしかして、恋が終わる悲しさを『シャワー=水=涙』で表現?…ということはシャワー出して、濡れながら、なのか?」と思って見てたら、
3:18あたりで、あいみょん がシャワーのコックをひねる…濡れながら…あいみょん はひとまず「歌わない」ので、おお、よかった…!歌ったらなんか「やらせてる感じ」だもんね。でも、最終的には、濡れながら歌うんだよなあ…ちょっと残念。はじめの「見えない感じ」から、最後はやや普通の演出に終わったところが惜しいなあ。で、最後、歌終わりで「落ちてしまったピアス?」を拾って、このバスルームを出ていく、という…そっか、バスルームはセットだったのか…だったら、シャワーに濡れる、というリアルな演出ではなくて、セットのバスルームならではのなにか、があったらよかったのに…と、少し「噛み砕かれてない演出」が残念な気がしました。あいみょんだけにね!
…という結果でした!
あいかわらず、非常に「私的なチャート」ですので…閲覧にご注意(笑)。
なお、このチャートは、日本の音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオで、
★『おすすめ音楽ビデオベストテン!』
を作ってしまおう!という、大それた(笑)企画。
その「ルール」は…
★川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk の YouTubeアカウントに「おすすめ」等々の形で現れた「音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ」のなかから、
★川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk の 視点で選んだ「10曲」の中から…
★「公開開始日」が、今日から「1ヶ月以内」という条件で(これは、若干伸び縮みします…)
★「総視聴数」を「公開されている日数」で割って…公開からの「1日平均の視聴数」を割り出し、
★その数の多い順で、チャートにしたもの!
…です。
総視聴数と、1日あたり視聴数、それらの数字の「印象」の差なんかも、ちょっと感じられて、なかなか面白いチャートです!
わたくし、映像大好き a.k.a 川村ケンスケは、2019年は…
に出演しました。
そして…同じく2019年2月には、同じくJ-WAVEにて…
「おすすめ音楽ビデオ ベストテン 日本版」! のラジオ番組が、 わたくしのナビゲータで放送されました!嵐や安室奈美恵やスカパラのMVの制作秘話も!内容、こちらに再録!
…という意味でも、注目のこのMVチャート。
あくまで、冒頭に書いた基準にのっとっており、意見には個人差があるということで。
一つの「音楽」「映像」の見方として、捉えていただければ、と、思っています!
BRUTUSさん…サンレコさん…ベストヒットUSAさん…こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛)
…こういう風に、いろんな「観点」から音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!かつては、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この【おすすめ音楽ビデオ!】を書いています。
なお、
わたくし「映像大好きkk」は、こういうブログを書くことが専門!というわけではなく、
いろんな種類の映像を作る仕事をしております。
音楽ビデオやCMが主な主戦場ですが、それらをYouTubeのプレイリストにしました。
お茶やお酒のお供に、ぜひどうぞ。
そして、
こちらでも、映像にまつわるブログ、書いてます。
『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)
ここでは、映像大好きkk以外に、イケてる大人たちがイケてる記事をどんどんアップしています。
ぜひどうぞ!
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今日もお読みいただき、ありがとうございました!
映像大好きkkが在籍している、「キャンプサイト」は、
インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」しています。
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