7月2日になりました♪
通常の内容を変更してお届けしております、昨今の“闇営業問題”について、引き続き思いの丈を述べさせて頂きます。
昨日はコチラ。
③そもそも事務所と芸人の間の取り決めが不十分
通常、企業に就職した際は…雇用契約書といった手続きが必ずあるものですが、そのような類がないのが芸人の世界に於ける非常識な常識。
事務所とのギャラの取り分だったり、事務所の拘束できる範疇だったりは実のところ明記されたようなものを見る機会すらない(そもそも存在しない?)。
ギャラの割合は…本人6:事務所4とか、本人5:事務所5、みたいなのが一般的でしょうかね。
ヨシモトさんは…ホントに本人1:事務所9みたい。
私はここで…ヨシモトさんはギャラの配分がおかしい、ということを言いたいのではありません。
聞くと理由はあるみたいですし。
私が言いたいのはそこではなく…これは大概の事務所がそうだと思うんですが…そもそも原価が判らないんです。
ここに疑問を持つ人が殆どいないのが私は不思議でならないのですが…
私は元来、そこは開示されるべきだと思っているんです。
例えば元値が10万円の仕事を5万円と偽られて、本来6万円受け取るべきところを3万円にされてたとしても…判りっこないのである。
疑念を持ちたくないので、開示すべきだと思うんです。
全てがなぁなぁ。
これは事務所ばかりを責めている訳ではなく、芸人サイドもそこはしっかりしないといけません。
しかしながら…難しい部分も。
どの芸人に仕事をあてがうのか、ハンドリングするのは…事務所。
あまりに事務所に楯突くような接し方をしていますと…結果的に自分に仕事が回って来なくなるんじゃないか?その辺りを気にしだしたら最後、完全に事務所の術中にハマる。
ただ、とは言っても…言うべきことは言わなきゃダメ。
余談ですが。
私が籍を置く事務所ではしっかり契約書にサインをしております。
しかもかなりイレギュラーな契約を結んでおりまして、まずスケジュール管理は私自身が行っております。
ギャラの取り分に関しても、私の生活環境を考慮した内容になっております。
みっちり話し合いましたので、双方納得した形なんです。
これ、大手事務所だと中々出来ないのは理解してるつもりですが…私にとって“闇営業”というモノ自体、存在しないのです!!
話が脱線し過ぎましたね。。。
④芸人が芸事で食っていく大変さ
昨日、朝のワイドショーでこの“闇営業”に関する話題を取り上げていた時、パネラーのスピードワゴン井戸田くんがこんなことを言ってました。
「そもそも闇営業自体をやらないように業界全体で動いていかなければならない」と。
うん、判る。
判るんだけどなぁ、でも受ける側だって受けなくて済むんだったら受けてないんだよなぁ。
やっぱり生きていかなければならないので、事務所からもたらされる仕事量で賄えないのであれば…やっぱ受けますよね。
今回、謹慎を受けている芸人さん方が果たしてどれ位稼いでて、どれ位闇営業をやらなければならない状況だったのかは判らない。
また、違った部分で…闇営業を受けなくても生活できる稼ぎがある方でも、先輩後輩の付き合いだったり、また振ってくれる人への義理で受ける、なんてこともあると思う。
もし仮に…家族を養って行かなければならない使命を担っていたならば、やっぱ受ける気持ちはよぉーく理解出来るんですよ。
但し!
各お笑い事務所が養成所を解説し、毎年芸人予備軍が世に放たれている状況。
勿論そんな人たちの9割9分以上が諦めて行く世界ですケドも…それを踏まえても、やっぱり芸人自体が多過ぎる!
完全なる供給過多ですよ。
それでもって「仕事がなーい」と憂うのは、少々現実が見えていないように思うんですよ。
芸人の数>仕事量です、これはどんどんその差はデカくなっていくのは間違いないところ。
これからは芸人1人1人がしっかり自己分析して、自分の現状を把握することが大事なんだと思う。
必要以上に求めるのは、これは見積もりが甘いとしか言い様がない。
勿論色んなスタンスがありますからね、これはあくまで“芸事で食っていく”ことを最低ラインに設定している方における話。
“食えなくてもイー”“自分が好きなことやってられたら満足”という、職人気質な芸風の人も居ます、、、まぁ、色んな人が居てよいですから、そういった方はこの度私が書く内容には合わないので誤解なきように。
文才がないのでついつい長くなってしまいます、お付き合い頂いている方申し訳ありません。。。
もう1日、明日まで綴らせて頂きます。