元号も令和に変わり、最初のブログ。
今回のテーマは、「マイノリティ」と呼ばれる人達が少しでも生活のしやすい世の中であって欲しい、それに対して手を差し伸べてくれる人達がいる事を常日頃から忘れないで欲しいと願いつつ、書かせて頂きます。
実際には、まだ一般社会でも生活しにくい&働きにくい環境が多いでしょう。
マイノリティである事をカミングアウトして働いていても、変に気を遣われていると感じる事もあるでしょう。
そういう人達は結構いるんじゃないかな・・・?
僕の周りでは結構いましたね。
僕個人も前々からTwitterのフォロワーさんからDMで質問される度にお答えしてきましたが、個別でお答えするのも何十回と説明しなければならないので、せっかくの良い機械ですし、この場をお借りしてお話しようと思います。
こうやって公にするのも勇気がいるモンだと、改めて思いますが(苦笑)
まだ母にも話していませんからね・・・妹には十数年前に話しましたが。
果たして、このブログを母は読むのだろうか?
母方の家系はお堅いですから、大騒ぎになる事は間違いないでしょう(汗)
既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが、僕は性同一性障害です。
まだ、性適合手術はしておりません。
まずは作詞家として生活ができるようになってから・・・と思っています。
そう、僕もマイノリティと呼ばれる中の一人なんですね。
コレは神様が与えてくれた試練でもあり、コレが僕の個性だと今では思えるようになりましたが、昔の話をするなら・・・
戸籍は女性でも脳内は男性ですから、物心ついた頃から違和感だらけで・・・
何で七五三は羽織袴じゃないのか?
何で幼稚園の制服はスカートなのか?
僕だって戦闘キャラクターの洋服着たい!
なんて言ったらキリがないです(苦笑)
極めつけは、女性しか経験しないモノが来てしまった時・・・本当に恥ずかしくて、悔しくて、自分の体にコンプレックスを持ち、言葉にできない屈辱感と嫌悪感に襲われたのを今でも覚えていますね。
小学校高学年から徐々に胸は膨らみ・・・体育の授業は女子と共に行動しなければならなかった僕。
女子に着替えてるところなんて見られたくないから、空き教室で素早く着替えたりするのが日課になっていた僕。
僕が学生だった頃は、まだ「性同一性障害」という病名はなかったので、認知度もなければ症状に対する理解度もありませんでしたね。
毎日のように「何で?どうして?」の連続と、「言っても誰も分からないだろうな・・・」と悩み続ける日々。
一度だけ保健の先生に聞いた事はありますが、「思春期って不安定な事も多いから、自分自身の事も分からなくなる事があるよねぇ。また悩んだら相談しにおいで」と言われ、思春期だからとかではなく幼少期からって話してるのに・・・と空しさと諦めを同時に味わいましたね。
それから、誰に何を話しても無駄だと思い、誰の前でも悩みを口にしなくなり、自分の事は何も語らず、無難な日々を過ごしていたんですね。
でも、そんな僕の考え方がある時を境に徐々に変わり始めました。
当時、オネェと呼ばれる方々がテレビでご活躍され、「セクシャル・マイノリティ」に対する認知度も徐々に増え始めた事で、僕の中で選択肢が生まれました。
このまま自分を誤魔化して生き続けるのか?
自分を偽らずに生きるのか?
答えは後者。
今まで言えなかった男女それぞれの友達に、性同一性障害である事を打ち明け、「きっとそうだろうと思ってたから、男として接してきたつもりだけど?今さら改まってどうした?(笑)」って言われた時は、本当に嬉しかったのを覚えていますよ。
この先、「マイノリティ」な人達が「マジョリティ」な人達と変わらぬ生活が送れる事を、すべては個性だと当たり前のように思ってもらえる世の中が来る事を願いつつ、僕も自分自身に正直でありたい。
マイノリティな自分を偽らない事で、
しっかりと歌詞で表現する事で、
マイノリティもマジョリティも個性だと思ってもらえる世の中であって欲しい。
だからこそ僕は、その時々で思った事を歌詞で表現する。
人それぞれ方法は違えど、僕は声に出して上手く言えない分、作詞というカタチで僕は僕らしく生きる道を選びました。
マジョリティが正しくて、マイノリティが間違ってるとは限らない。
どちらかが正しくて、どちらかが間違ってるワケでもない。
答えは、自分自身の中にあるはずなんです。
自分はマイノリティだから・・・とコンプレックスを持っている人がいるなら、今こそ自分を偽らずに勇気を出して前に進んで欲しいなって思います。
マイノリティだって、立派な個性!
後ろめたい事なんて何もない!
自分の運命を受け入れ、
自分らしく生きてみれば、
世の中そんなに悪くないですよ( -∀・)b
大丈夫! 僕達は一人じゃない!
人生は一度きりなのだから、個性を活かして堂々と生きまっしょい!
幸せは自分の手で作るモノ。
自分の個性を活かすも殺すも自分次第。
楽な事ばかりではないけれど、
温かい人達ばかりではないけれど、
自分を理解しようとしてくれてる人の手だけは払い除けないで欲しい。
自分はマイノリティな人間だと悩んでる人がいるなら・・・マイノリティも個性の一つだ!と何度でも言いたい。
そう、マイノリティは個性なんだ。