『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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第330回【おすすめ音楽ビデオ!ではなく、おすすめ音楽映画!】1本目は「セッション」…ハラスメントもなんのその!技術や表現を昇華させるために必要なことは何なのか?考えさせられる一本をご紹介!

「ハラスメント」とはなんなのか?

 

という言葉で始めてみます、本日の内容は、いつもの…

おすすめ音楽ビデオ!

ではなく、

おすすめ音楽映画!

となっております。

 

いつもは「おすすめ音楽ビデオ」をご紹介している、川村ケンスケが、あくまで「音楽から見た映像」的視点で、お届けします!

 

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<まず、導入。>

 聞いた話だと…Amazon Prime なんかで…

「映画見よ!…って、どの映画見ようかな…って、多すぎて決めらんねー」

…ってことが多いらしく。

 

今日見る映画決定!までに要する時間…サムネイルをぐるぐる、ポチポチして…にかなりの時間を要すると!

  

週末、どんな映画見よっかなー、って思った時に…

 

映画に関して詳しい方々が死ぬほどこの世の中にいらっしゃるので、わたくし的に…

 

「音楽映画、もしくは、流れている音楽に注目して見たりしてみたらいい」

 

…と思える映画を、このブログの中でご紹介してみようかと、思った次第です。

 

 

 

 

<さて、本題。> 

今日、取り上げたいのは…

セッション (映画) - Wikipedia

2015年公開の「音楽」映画です。

f:id:ksmvintro:20180601003331j:plain

session.gaga.ne.jp

アマゾンでみれます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B016B9JQ0S

 

原題のビジュアルがかっこいいので、それも。

f:id:ksmvintro:20180601003545j:plain

 

 

 

<おっと…この映画、他者はどう思って・書いているのか?>

ご紹介するにあたって、この「セッション」について書かれウェブ記事をいろいろ調べましたが、この記事がかなりハードボイルド。

 

あらすじ含めて「ご覧になる前に途中まで読む」か、

もしくは、「ご覧になってから『そんな見方が!』」と驚いてみるか。

 

…的な、ブログ記事です。ご参考までに。

というか、これらの記事を読んだら、この映画をかなり見たくなる!

d.hatena.ne.jp

d.hatena.ne.jp

町田さんも菊地さんも、映画界そして音楽界の「かなりハード目な論客」でもあるので、なかなかな内容です。

 

このお二方、どんな人?

町山智浩 - Wikipedia

菊地成孔 - Wikipedia

 

 

 

<さて、「セッション」です。> 

あらすじをつらつら書くと、上記ウェブの内容と重なったりと、いろいろ繰り返しになってしまうので、ごくごく簡単に書くと…

 

★プロのドラマーを目指す青年と、その彼が入った音楽学校の鬼教師の物語。

★鬼教師が指揮者として率いる「ジャズ・ビッグ・バンド」の「レギュラー・メンバー」になるのは、生徒みんなの夢。

★主人公の青年は、なぜだか「レギュラー・ドラマーの候補」になる。

★そこから、鬼教師の「超絶シゴキ」が始まる。

★いろいろあって、数年後再会した、主人公の青年と鬼教師。二人はジャズ・フェスティバルのステージで共演する。鬼教師の指揮と主人公の青年のドラムの「対決」、が、この映画の「クライマックス」。

 

…てな具合で。

あえて面白そうな部分を全て割愛して、まとめてみました(笑)。

 

 

 
<映像的には…?>

ポピュラー音楽を構成するいろんな楽器の中から、

「ドラム」

を選んで、その楽器の演奏を「映画・映像」の中心に据える、というのは、

 

ある意味「ここで描かれる『音楽』」が、見る人に与える印象が、

「情緒」より「衝動」側ににじり寄る

(偏ると言ってもいいですね)

ことになるのでは?

 

と思って、見始めたわけなんですが、やっぱりそうすね。

 

音楽を構成する「メロディー」と「リズム」という要素の、どちらかといえば「本能系」に近い「リズム」をテーマにしているわけですから。

 

 

ただ、撮影する側として映像的には、この「ドラムという楽器」が「人間と道具」のバランスとして非常に面白い。

 

他の楽器を想像して比べてみても、

「人間の(演奏時の全身の)動き」も捉える必要があってなおかつ「楽器として道具として質量感があって」きちんとフレームに入れないといけない・入れたくなるものは、まさにこの「ドラム」しかない!と、思えるわけで。

 

映画の中で、ほかの様々な楽器のアップなんかも入ってきますが、ドラムのカットに比べてかなり「静的」な感じ。

 

 

また、再発見としては…

ドラムがこんなに「撮影しがいがある」とは、驚き!

 

普段、いろんな「ライブ・ビデオ」を作っていても、たいていの場合「ドラム」って「固定のカメラ」で撮ることが多く

(固定でない場合は、無人コントロールのリモコンカメラだったりするから)、

いわば「人間的でない」映像のニュアンスなんですよね。

 

いろんなアングルから撮った時に非常に面白くなるはずなのが、ドラムなのだなあ、と再認識。ピアノと双璧をなしますね。

 

こんなに「ドラムが主役」であることが、映像的にはあまりない。

そういう意味だけでも、この「セッション」という映画は…

 

 

まごうことなき!「音楽(的にものすごく魅力的な)映画」なわけです。

 

 

 

<この映画を見る視点。>

さてさて。

この「セッション」という映画を見るにあたって

「2018年5月末時点での日本において、避け難く持ってしまう『視点』」は…

 

★この映画で描かれている内容は「ハラスメント」なのか、そうでないのか?

 

ということになるでしょう。

 

 

かつては「シゴキ」「可愛がり」なんて呼ばれ、「なにかを成し遂げるにあたって、必ず通らねばならない関門」的な存在だった行為は…

今や「ハラスメント」という呼び名を与えられ、どちらかといえば「忌み嫌われる」行動になってしまいました。

そのうち、中学受験なんかの指導でよくあるモーレツ

(っていう言葉も古いが、この響きだと「ハラスメント」からかなり遠い気がして、好き・笑)

勉強も、この「ハラスメント」の中に加えられるんだろうなあ。

 

 

この「セッション」の主人公は、彼が強いられた「練習(というか、練習せざるを得ない「指導」)」を「ハラスメント」と感じただろうか?

 

 

そんなことを、この「セッション」は思わせてくれます。

 

 

もちろん!

わたくしも「音楽」に「ハラスメント」は似合わない、と、思ったりもします。

 

 

と言いつつも、

 

あらゆる表現

(芸術もスポーツも、この言葉でまとめられると思うのですが)

活動において、「あるレベル・高み」に到達したいと、思い至り、

 

(簡単にこの言葉を使うべきではないですが、あえて)

「命がけ」!で、その活動にとりかかる時、

 

「高み」に導いてくれるはずの「指導者」の「指導行為」を、「指導される側」がどう捉えるか、

 

その捉え方の解明が、「ハラスメント」の正体・内容の理解につながるのではないのか。

 

 

そんなこともまた、この「セッション」は、思わせてくれます。

 

 

 

<まとめ。>

という意味で、「セッション」というこの映画。

 

公開から3年を経た、2018年の今ここ日本、今この世界に生きる我々が、見るべき映画になってきた、そう感じまして。

 

そして、それが「まごうことなき音楽映画」であったから。

 

今日見るべき1本として、ご紹介です!

 

 

 

 

<追伸の1本。>

「セッション」の中で言及されていたミュージシャン「チャーリー・パーカー」に関する映画をどうぞ!

バード (映画) - Wikipedia

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アマゾンで見れます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B00H7Z7T6O

  

 

賛否両論、ございましょうが…

 

意見には個人差があるということで。

 

一つの「音楽」「映像」の見方として、捉えていただければ、と、思っています!

 

 

という今日の…

 

See Your Music!

 

でした。

 

 

 

 

なお、いつもは…

www.waja-next.com

…的な記事を書いて、今の音楽ビデオ・シーンを牽引!(って大げさ!)しようと奮闘中。

 

こちらもよろしく!