素敵な空間を生み出す日曜日の銭湯。
書き終えて気づきました。
バースディー・イヴ・ミュージックが、かぐや姫の山田パンダさんであることに。
かぐや姫の代表曲と言えば、
『神田川』
また、タイムスリップしに行こうっと！
★★★
『今日のレフくん』
「オイラは、お風呂が嫌いだニャ～～～」
★（1年前…）2017年5月13日の夢叶は、『空気のような存在は…。』でした。
5月13日（日）
5月の第二土曜日は…、母の日です。
幾つになっても、子供のこと考えている母に、
感謝を込めて、
「ありがとう」
という言葉を伝えました。
年に2度。
子供の日
母の日
父の日
敬老の日
そして、誕生日。
家族に感謝する日があります。
素敵な1日…。
大切に過ごしましょう。
★『昭和へタイムスリップ出来る銭湯で、素敵な家族に出会った夢叶なのだ！？』
雨降りの日曜日。
2日間、風呂にも入らず閉じこもっていた。
徹夜続きで取り掛かっていた仕事がようやく山を越える。
「そうだ、風呂屋に行こう！」
思い立ったら吉日。
タオルに石鹸、下着をビニール袋に詰め込むと、直径70cmの大きなな傘の柄に引っ掛けて、身体が濡れないようにゆっくりと風呂屋へ向かった。
歩くこと3分。
『大黒屋』と書かれた看板が見えて来た。
左に曲がった瞬間から、時空を超えて昭和へタイムスリップしてしまうのでこの風呂屋の魅力。
お出迎えは、左右に並ぶ往年の大スターのサイン！
大スターに愛された風呂屋なのです。
暖簾を潜り、番台のお兄さんに480円を手渡し脱衣場へ。
ここからは写真撮影禁止。
黄色いケロリンの風呂桶。
地下水を汲みあげた温かいお湯はからだに優しい。
ミストと電気風呂の組み合わせは筋肉だけでなく心もほぐしてくれます。
風呂屋と言えば、ビンの牛乳の自動販売機。
金田正一、王貞治、他懐かしの写真やポスター。
昭和臭がビンビンに匂います。
如何にもわんぱくそうな兄弟が、浴槽で泳ぐ度に注意する微笑ましい親子がいました。
「パパ、お腹すいたよ～」（弟）
「この後とんかつ食べに行くからな！」（父）
「とんかついいね～。ママが作るとんかつより美味しいの！？」（弟）
「ママのとんかつには負けるけど…」（父）
「え～～、じゃ、嫌！！」（弟）
この会話に割って入ったお兄ちゃんの言葉は…、
「今日は、母の日だからママを休ませてあげるって約束しただろ」（兄）
「そうだった！」（弟）
笑顔で頷いた弟は大きな声で、
「ママ～～！お風呂出たらとんかつ食べに行くんだって。ママのとんかつには負けるけど美味しいんだって。ママ！我慢してね。」
高い壁の向こうで沸き起こる微かな笑い声。
「●●●ちゃん、他の人の迷惑になるからあまり大きな声を出しちゃだめよ」
恥ずかしそうに答えたママの声が男湯に木霊した。
日曜の夕方。
まるで映画の1シーンのような心温まる光景。
風呂屋に来てよかった。
壁に取り付けられたテレビは、休場明けの横綱・白鵬が勝ち名乗りを受けていた。
（エムP）
素敵な音楽をありがとう！
5月13日生誕・山田パンダさん
【BEM】（バースディー・イブ・ミュージック）ではありません。
【BGM-IN】「神田川」（山田パンダ／かぐや姫）
※『速度の音楽』（H ZETTRIO）
★あなたが、この世に誕生したことが夢叶だった。
あなたの誕生日には、
どんな夢叶があったのでしょう…。