37歳になっても衰えを感じさせない。
むしろ、誰よりもハッスルプレーで日本バスケットボール界を牽引する、栃木ブレックス所属の田臥勇太(37)選手。
28日に都内で行われた、日本スポーツ学会独自の視点や観点によって、日本のスポーツ界へ貢献された個人・団体に贈られる賞で、2017年は田臥選手が受賞。
2010年に創設され、バスケットボール界から田臥選手が初受賞でした。
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日本人初のNBAプレイヤー
04年にNBAのフェニックスサンズと契約し、日本人初のNBAプレーヤーとして、日本人でもNBAで通用することを証明してくれた田臥選手。
16ー17シーズンでは、主将として栃木をBリーグ初代王者に導くなど、小学生の頃から注目を集め、長年にわたるトップ選手としての功績が高く評価されたのですね。
表彰後に田臥選手が「過去にすごい人たちが受賞しているので、光栄だと思いました。20年東京五輪も、現役ですから出たいですね」と話していました。
現在は日本代表候補には選出されていませんが、長年に渡って世界と戦ってきたバスケットボール界のパイオニアである田臥選手が、東京五輪のときには40歳という年齢ですが、日の丸をつけてほしい!と願うファンは多いはず。
練習前の田臥選手の儀式!?
通常なら十数秒で履くことができるバスケットシューズを田臥は、紐を緩めては締めてを繰り返します。
約15分かけて履くそうです。まるで、何かの儀式のように。
田臥選手曰く、
「小指の骨が少し出ているんです。そこにギリギリ当たらない強さ、なおかつすべての指がシューズのなかでしっかり動く結びの強さがあるんです。ジャストフィットする強さを探しながら履くので、時間がかかってしまって。いつからの習慣?と聞かれても、毎日やっているのでわからないですねぇ。」と話していました。
練習開始の1時間半から2時間前には、コートに姿を現す田臥選手。入念にストレッチを繰り返し、練習に臨み、練習後のケアも誰よりも時間をかける。
『誰よりも長く体育館にいる』が当たり前なのでしょう。
その姿を見ることができる若手選手が、どう考え、どう行動するかが今後の日本バスケットボール界の成長に繋がるんだろうなぁ、、、
現在、日本代表は東京五輪出場がかかる、ワールドカップアジア予選の真っ最中。予選リーグでは、既に0勝2敗という厳しい結果ですが、プロバスケットボール選手を目指す子供達のためにも、気持ちを切り替えて東京五輪の切符を掴み取ってほしいですね!
(一致団結 浦井)