『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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第245回 安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE? feat.葉加瀬太郎」に秘められた作り手の思いや発想を書くきっかけ、いただきました、な【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】

安室奈美恵「Can You Celebrate?featuring 葉加瀬太郎」(2014)。

 

今日の【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】では、この楽曲の裏話を。

 

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本日は、わたくしの自作に関して、幸運なことに他の方にお誉めいただいたので…

www.facebook.com

川村 ケンスケ大監督におすすめ音楽ビデオとして
監督したBrian the Sun選んでもらいました。
あざすー。

ケンスケさんの最近の作品で好きなのが
安室ちゃんのビデオ。
https://youtu.be/YH4RnkpqAJU

普通は安室ちゃんの案件がディレクターの共に来た場合、アーティストのネームバリューと歴代の作品群の前に先ず企画で思い浮かぶのは、ゴージャスなセット、壮大なCG、凝ったギミック。
その全てを潔く捨ててシンプルに貫き通すこの
ビデオは実は中々出来ることじゃありません。
流石!

 

谷崎さん、ご無沙汰しています。ありがとうございます。

 

では、あらためて。

 

ぼくも、久し振りに見てみます。

安室奈美恵 feat.葉加瀬太郎「CAN YOU CELEBRATE?」。

www.youtube.com

 

どういう思いで、この「CAN YOU CELEBRATE?」を作ったのか…

 

ブログにてご指摘あったように…

(この谷崎さんの視点は、作り手の視点でして、そこ、さすが!と、ぼくも逆に思ったのですが…)

 

★どこまで「シンプルな」設定で撮るか

 

に尽きます。

 

 

まさに!

普通は安室ちゃんの案件がディレクターの共に来た場合、アーティストのネームバリューと歴代の作品群の前に先ず企画で思い浮かぶのは、ゴージャスなセット、壮大なCG、凝ったギミック。

 

…でした、はじめの発想は…。

 

(…「案件」っていうのが、「作り手」の言い回し…でも、確かに「仕事」として捉えると、こういう言い回し、です)

 

やはり、安室奈美恵の映像を作る!となると、過去の数々の作品を意識せざるをえないわけで。

しかも、楽曲はあの「CAN YOU CELEBRATE?」

 

 

 

ここに至るまで、

「Hide and Seek」「Hello」「Sexy Girl」「No.1」「Love Story」を撮っていた、わたくしでした。

 

 

「CAN  YOU CELEBRATE? 2014」(と、書いておきますね)の話をいただいた時、結果わたくしは…

 

「Hide and Seek」は、アルバム「PLAY」の世界観を代表する映像に仕立てる…

「Hello」は、赤と電話をテーマに。

「Sexy Girl」は、男の子と女の子、いずれの「セクシュアリティ」のトレンドをも牽引していく、2人の安室奈美恵を設定。

「No.1」は、川端要との対比。ハードなイメージを「鎖」に委ねて。

「Love Story」は、ロンドンで一人、戻らない恋を歌う女性を描く。

 

…という、(谷崎さんの指摘する)自分自身の「歴代の作品群」や、自分が設定したテーマ、といったものと、相対することになっていました。

 

 

長く仕事をしていれば、こういうふうな「自分自身がライバル」みたいなことは、よくある話です。

 

当然、他のディレクターの方々の「歴代の作品群」も、意識にあります。

 

「You Are My Sunshine」の独特の「丹修一」トーン、

「Walk In The Park」その他多数…、の、スタイリッシュな「武藤眞志」トーン、

武藤さんには「Baby Don't Cry」という「名作」もありますね。

 

 

 

そんな時に、ぼくの頭に浮かんだ「コンセプト」は…

 

★白バック

★それ以外はほぼ何もない(照明やちょっとした「スモーク」はあり…)

★35ミリフィルム

★誰もが知っている名曲

 

の組み合わせでした。

 

できるかぎり、美しく…。

 

 

そして、唯一の「ギミック」(というか演出)は…

 

その「白バック」が実は「作ったもの、作りかけのもの」である、ということを見せる、

 

ということでした。

 

 

 

通常、こういう白バックは、白バックになった「撮影スタジオ」で撮影します。

 

皆さんがよく目にする「白いバック」や「グレーになったシンプルなバック」は、こういった「撮影スタジオ」にあるわけです。

 

そういった「探せば必ずあるもの」「撮影にとってはとっても普通にあるもの」を

「わざわざ作る」

ということ、それが実は「最大の贅沢・ゴージャス」ではないか?

 

と、そういう思いに至ったのです。

 

 

その「贅沢(言い換えれば、結構壮大な「ムダ」…「ムダ」が美しい、というのは、アートの根本にある感覚の一つだと思っておりますが)」を、

 

日本のポピュラー音楽史上に残る名曲を、同じく日本のポピュラー音楽史上にその名を残すことになるアーティストの音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオで、

 

美しく表現するか。

 

 

それが、この「CAN  YOU  CELEBRATE?2014」のコンセプト、になりました。

 

 

そういう観点で、ぜひこの「名曲」をもう一度、この週末にご覧いただければ!

 

 

 

と、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ作りの「発想のひとつ」をこうして披瀝した本日の…

 

See Your Music!

 

でした。

 

 

 

【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】

 

 

 

なお、兄弟ブログである【おすすめ音楽ビデオ!】で紹介したMVや映像は、プレイリストになっています。

下のリンクがそれです。

www.youtube.com

最新回から第51回で紹介した、全874本が観れます!

(そんなに見れないって…)

 

このブログで紹介した映像も、当然見れるので…いちどぜひ!

 

 

ね、どうでしょう、BRUTUSさん…サウンドアンドレコーディングマガジンさん…ベストヒットUSAさん…

 

こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛)

 

 

最近は…こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!と思い。

 

かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。

 

そんな気分で、毎回この

【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】

を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。

 

 

このブログが、新しい音楽ビデオ・映像の発見の場になれば!と、思っていますー。

 

最後は、映像関連のブログもしくは番組らしく…

淀川さん調で…

「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!」

www.youtube.com

(淀川さん、いいなあ…)

 

で、ついでに、わたくし川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkkの「音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…

 

こちらもぜひどうぞ!

ksmvintro.hatenablog.com

 

今日のブログが、数日早く読めてたり、違う話題が触れられてたり、しています。

 

この「映像大好きkk a.k.a. 川村ケンスケ」は、こういうブログを書くことが専門ではなく、実は、いろんな種類の映像の仕事をしております。

それらの映像を、プレイリストにしてみました。

www.youtube.com

お茶のお供に、ぜひどうぞ。

 

ブログもぜひお読みください!

 

この、映像大好きkk が在籍している、「キャンプサイト」は、

インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」「制作」しています。

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