Selena Gomezの新作MV「Wolves」は(Visualizer)という注釈がついていた…
その言葉の意味は?
…な、
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
Selena Gomez は、最近もとてもユニークな映像の見せ方で、注目を集めました。
「Fetish」というMVでは、その曲に対して、「Audio」と「Offiial Video」の2バージョンを発表。
2017/7/12公開 77,357,467回再生@2017/11/9
2017/7/26公開 114,137,380回再生@2017/11/9
これ、「Audio」って言っておきながら、ちゃんと歌ってるじゃん!ってことは、このブログの過去の記事でも書きました。
今回のSelena Gomezの新作「Wolves」は、「(VIsualiver)」と記してあって…。
これが、曲のタイトルの一部なのか、それとも他の何か?
https://www.youtube.com/watch?v=-grLLLTza6k
2017/10/25公開 34,666,022回再生
(なお、10/28の時点では9,098,519回再生でした)
で、ネットを見てみたところ…
この記事に、Visualizerに関する記述がありました。
引用です。
When it comes to promoting her new music, Selena Gomez is an absolute PR genius. Leading up to a new song release, she’ll drop mysterious and artful images on her Instagram. Then she’ll release the song, followed by a lyric video a day later, and then finally the music video. It’s brilliant because it’s like she’s dropping artful morsels of cookie crumbs that keep us wanting more. Her latest musical endeavor, a “visualizer” for her single “Wolves.” Selena Gomez is not the first artist to utilize a visualizer in her musical rollout, but it is an uncommon practice.
A visualizer is a moving image to accompany the audio of the song.
It’s sort of like a lyric video, without the lyrics written on the screen. The visual in the visualizer is usually a short scene, still, or cut from the forthcoming music video.
要約すると…
自分の曲のプロモーションってことでは、Selena Gomezはちょっとした天才だ。インスタで謎の映像イメージを出して、数日後にリリック・ビデオ、で最後にMV。受け手がもっと欲しくなるエサをまいていく。最新シングルの「Wolves」では「Visualizer」という手法を使っている。この手法、彼女が最初ってわけではないが、珍しいやり口だ。
<Visualizer は、楽曲の「音」に合わさる「動く画像(?)」だ>
リリック・ビデオのようなものだが、歌詞は表示されない。たいてい、この後公開されるMVから「抜き取られた」短いシーンや静止画が、その内容だ。
…てなことで。
今の段階ではなんとも言えないが、静止画や短い映像を使って、予告編的に(?)映像にして、曲と合体させて…
いわば「先行公開」して「ユーザーの期待をあおる」ために使われるのがこの「Visualizer」という手法、なようです。
曲をどんどん聞かせて、
ユーザー側は欲しくなったら「買う(人はもうあんまりいないのかもしれないが)」もしくは「サブスク」で探して聞く(ことで、アーティスト側には利益が還元される)。
もちろん、誘導したい最終目的地は「ライブ」ですが。
それよりも、
もしかしたら「楽曲を売ること」よりも、Selena Gomez という「人間」を「認知させて」「売りたい」
(この規模まで到達してもなお、そういう風にスタッフサイドは考えていると思う)、
それが、主目的なのでしょう。
それを理解して、アーティスト・サイドもその戦略を採用していく
(ことに同意していく)…
これは、日本の音楽業界も見習うべきことかと、思います!
なお、この「Wolves」は、「Visualizer」に続いてまたちがう企画の映像がすでに公開中!
このことは、後日、このブログで取り上げます!
…てな具合、
ややシリアスな内容に着地した、今日の…
See Your Music!
でした。
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
なお、兄弟ブログである【おすすめ音楽ビデオ!】で紹介したMVや映像は、プレイリストになっています。
下のリンクがそれです。
最新回から第51回で紹介した、全874本が観れます!
(そんなに見れないって…)
このブログで紹介した映像も、当然見れるので…いちどぜひ!
ね、どうでしょう、BRUTUSさん…サウンドアンドレコーディングマガジンさん…ベストヒットUSAさん…
こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛)
最近は…こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!と思い。
かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。
このブログが、新しい音楽ビデオ・映像の発見の場になれば!と、思っていますー。
最後は、映像関連のブログもしくは番組らしく…
淀川さん調で…
「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!」
(淀川さん、いいなあ…)
で、ついでに、わたくし川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkkの「音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
こちらもぜひどうぞ!
今日のブログが、数日早く読めてたり、違う話題が触れられてたり、しています。
この「映像大好きkk a.k.a. 川村ケンスケ」は、こういうブログを書くことが専門ではなく、実は、いろんな種類の映像の仕事をしております。
それらの映像を、プレイリストにしてみました。
お茶のお供に、ぜひどうぞ。
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