昨日もご紹介した Zhu、その過去の曲のMVが最高にクール!
そこから、似たような映像表現…実写とアニメの境界線を彷徨う映像・映画を一挙ご紹介!
…な、
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
Zhuのことは、昨日書いたばかりです。
そして、THEY.は…
2015年に活動開始した、ロサンゼルスのR&Bユニット。この曲はイギリスでチャート71位であったらしい。
Skrillexは、このブログではもうお馴染み(笑)!
では、ごらんいただきましょう!
ZHU x Skrillex x THEY. で「Working For It」!
おそらく、実写の映像にエフェクトをかけて、アニメというかイラストというか、そういう感じにもって行っているのでしょう。
こういうやり方があったか!
めちゃくちゃクールですよね。
…この感じの表現、あの監督の作品を思いだしました!
リチャード・リンクレーター。
僕は、イーサン・ホークという俳優、このリチャード・リンクレーターの監督作「恋人までの距離」で「いいなあ」と思ったものでした。
2001年の監督作、「ウエイキング・ライフ」は、いわゆる「アニメと実写の境界線」を行き来した感じの映像(もしくは、アニメで!といってもいい)で、
わたくし的に「史上第1位!」の衝撃作でした。
で、この手法を生かして、
リンクレーターは、SF作家これまたわたくし史上第1位!のフィリップ・K・ディックの問題作「Scanner Darkly(邦題:暗闇のスキャナー)」を作り上げたのでした。
…だいたいにおいて、ディック小説の映像化は、未来的な描写に行き過ぎてしまうきらいありで…。
例えば…
「トータル・リコール」
「マイノリティ・リポート」
「ペイチェック」
これはそうでもないか…。
「NEXT」
これも未来ではなかった…
いずれにせよ、全部、ビッグ・スターをキャスティング!ですね。
その他、ディックの映像化って、結構あって…
どれも、ちょっとやりすぎというか、原作の持つ「いかがわしさ」や「キッチュ感」が消えてしまっている気がします(ここでは、ハリウッド系大作をとりあげたので、余計そんな感じですが)。
わたくし、思いますに…
ディックの作品は「ガジェット(ガラクタ感のあるオモチャや道具)のアイデア」と「筋立て」、そして「その『筋立て』の『破綻』」が魅力。
上記のような「ハリウッド系」だと、ストーリーの「破綻」は許容されがたいので、どうしてもそこが「整理整頓」されてしまい、
結果、「筋立ての破綻」に最も寄与している「ガジェット」の魅力が半減以下!になってしまう。
その点、リンクレーターの「Scanner Darkly」は、原作通り「舞台がまったくもって『現代=日常』」で、そのせいで、日常の中に潜む「自分の存在とは?」という疑問と「存在の矛盾」を追求する原作のテーマがはっきり浮き彫り!
それこそがディックの魅力!
なので、おそらく「Scanner Darkly」は、ディックの映像化という意味で「史上第1位!」と言っていいでしょう。
そして…
実写とアニメ(というか、イラストというかアメコミ)の境界線をさまよった名作としては…
「シン・シティ」!
https://ja.wikipedia.org/wiki/シン・シティ
ロバート・ロドリゲス監督は、この映画を…(原作へのあまりのリスペクトが昂じて)原作者のフランク・ミラーと共同監督したいがために、アメリカの監督協会から、脱会したんじゃなかったっけ…。
(これは、シン・シティ 2)
いいねえ。この映像表現も。
なかでも、ジェシカ・アルバ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェシカ・アルバ
の良さが際立ったね!
(そんなことばかり言ってますが)
そして、
日本のテレビにも!この手の表現が意外なところに!
「バンキシャ」のオープニング、前から好きだった…いいよねえ。
…と、
Zhuからバンキシャ、までたどり着いた、今日の…
See Your Music!
でした。
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
なお、兄弟ブログである【おすすめ音楽ビデオ!】で紹介したMVや映像は、プレイリストになっています。
下のリンクがそれです。
最新回から第51回で紹介した、全874本が観れます!
(そんなに見れないって…)
このブログで紹介した映像も、当然見れるので…いちどぜひ!
ね、どうでしょう、BRUTUSさん…サウンドアンドレコーディングマガジンさん…ベストヒットUSAさん…
こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛)
最近は…こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!と思い。
かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。
このブログが、新しい音楽ビデオ・映像の発見の場になれば!と、思っていますー。
最後は、映像関連のブログもしくは番組らしく…
淀川さん調で…
「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!」
(淀川さん、いいなあ…)
で、ついでに、わたくし川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkkの「音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
こちらもぜひどうぞ!
今日のブログが、数日早く読めてたり、違う話題が触れられてたり、しています。
この「映像大好きkk a.k.a. 川村ケンスケ」は、こういうブログを書くことが専門ではなく、実は、いろんな種類の映像の仕事をしております。
それらの映像を、プレイリストにしてみました。
お茶のお供に、ぜひどうぞ。
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