れらpです。
仙台に異動してきて気が付けばあっという間に1か月が経ち、早くも暑さに撃沈されそうになってます笑
さて今日のエントリーはちょっとローカルネタ。
仙台で最近結成されたとあるアイドルグループが、デビュー前にトラブルに巻き込まれてあえなく解散、からのメンバー自力でなんとかしようと立ち上がった、という嘘のようなホントの話…。
★こちらはご存知ラッキーすけべアニメ笑★
■自称アイドルプロデューサーが支離滅裂な対応でデビュー直前のグループを解散→失踪
僕がこの件を知ったのはホントにここ数日のことで…。
なんせ初めての仙台。東京とも北海道とも違う東北唯一の政令指定都市。
少しでも地元の情報を知りたくて、あれこれ「仙台」キーワードでネタ拾いをしていた矢先に目に入ったのが彼女たちのことでした。
◇なぜかPがブチ切れ、デビュー寸前のグループ解散を宣言&失踪
あまりに話が複雑なので、事の経緯をかいつまんで説明すると…。
そもそも彼女たちは「SSGHz」というグループ名で結成されたらしく、当初メンバーは15名(なんて読むのかさえよく分かりませんがおそらく「Sendai Sound ギガヘルツ」だと思われる)。
プロデューサー(と称する何者か)は、まずメンバーを15人集めました。そして全員がツイッター上で1人最低500人のフォロワーを集めることを課したそうです。
そのうえで、全員がこの目標を達成したらそこで初めてユニットを結成し、フォロワー1,000人まで積み上げるんだ!と言ったそうです。
(もうこの時点で何を言っているのか理解できませんが続けます笑)
ところがそのクリア条件のことを某メンバーがツイッターで呟いたところ(まあフォロワー集めなきゃだからこの程度のことは言いますよね?)、このプロデューサーが「15人全員が揃ってフォロワー500人達成しなきゃいけないとは一言も言ってない」と謎の反論をし、その某メンバーに「誤解のないようにちゃんと訂正しろ」と迫ったそうで。
(ん??Pさん自身がそういう条件付けたんじゃないの?このオッサン何言ってるの?)
それに対してイヤイヤあんたそう言ってたよね?ってことでメンバーがその時のPからの指示(LINEだそうです)をスクショしてさらにツイッターに載せたところ、このPがブチ切れて「解散だーーっ!!」って宣言し、直後にメンバー全員に"LINEで"解散を通知し、以後雲隠れして連絡も取れなくなった、ということだそうで。
(もはや彼の思考はまったく理解できないレベルにカンスト笑/まあメンバーちゃんも"晒し"という行為はちょっとアレですが…やむに已まれず…という感じでしょうか!?続けます)
★オープニング詐欺アニメとしてつとに有名な「デス・パレード」★
しかもこの間、15人いたメンバーが次々にグループを辞めていったようで…。
P氏は「〇〇が脱退しました!」「△△も脱落しました」「◇◇は脱退となりました!」と、まるでその状況を楽しんでいるかの如く、喜々としてツイートを繰り返していたというのですから呆れます。
(女の子が一度はヤルと決めたアイドルを辞める時、どれだけの苦悩と葛藤があったか…)
◇屈辱的な仕打ちに耐えかねて決起を宣言した少女たち
さてそんなわけのわからない状況でいきなり解散宣言されて放り出された彼女たち。
当然ですが困惑もしたでしょうし怒りに震えたことと思います。
「脱退しました」の裏に、実はP自身が特定のメンバーに「辞めろ」と迫っていた、という未確認情報もあったり。
いずれにせよ表沙汰にはならない酷い話もいろいろあったようなことが彼女たちのツイートに示唆されています。
それで、残ったメンバーでそもそも事の経緯を整理したうえで、私たち何も悪くないよね!?っていう結論に達し(当たり前だ)、せっかくアイドルやろうと集まった仲間だし、このまま空中分解するのはあまりに悔しいので、なんとか自分たちで(セルフプロデュースというかたちで)、諦めずにアイドル活動を続けたい、ということになったそうです。
★当人たちの発表文★
ふぅ…。
まったく酷い理不尽な話ですね。
もちろんP氏側の真意はまったく分からないままの一方的な情報に基づいているので、本当に公正な記述になっているかどうかは保証できませんが。
少なくともPが「失踪」して「連絡がつかない」時点でお察しかな…とも思うわけです。
以前から「アイドルのブラック運営に気を付けろ」と警鐘を鳴らしていたれらpですが、ここ仙台でも、こんなに悪質な事案がまさに現在進行形で起きていたとは!?
この自称Pはホントのところ最初から本気でアイドルグループなんか立ち上げる気がなかったんだと思います。
純粋な少女たちの想いを弄ぶだけ弄んでバックレた、
クズといってもいいかもしれません。
この逆境に泣き寝入りせず「自分たちでなんとかしよう」と立ち上がった彼女たちに、まずはエールを送りたいと思います。
■この際だからアイドルの「セルフプロデュース」に役立ちそうなネタを書いておく
残ったメンバーは7人。7月7日の七夕の日にこの騒動が起き、忘れられない日になったということで、心機一転、新しいグループ名を
「7's milky way ☆」(通称"ななみる")
と決めたそうです。
仙台といえば「七夕まつり」。仙台のご当地アイドルグループとして、地元愛に溢れた素敵なネーミングですね!
実際のお祭りは旧暦の七夕(つまり8月)に行われるそうですが、「7筋の天の川」がやがて仙台の空にキラキラ輝くといいなと思います。
とはいえ「セルフプロデュース」というのは口で言うほど簡単じゃないわけで。
もちろんその辺の厳しさも全部分かったうえで彼女たちはそう決めたんだと思いますので、ここでは少しでもメンバーに役立つ情報を書いていきたいと思います。
(メンバーの皆さん読んでくれるといいな)
★セルフプロデュースの先輩!つくばのアイドル小泉りあちゃん!★
koizumilia.com
(りあちゃんの場合は周囲に素敵な応援団が付いていることが幸いですね。きよちゃんさん然り、岡田さん然り…地元のFM局もしっかり応援してるようでなにより)
ご存知の通りれらpもこれまでいろんなアイドルちゃんとお付き合いがあって、まあ身の程もわきまえているつもりなので「運営」そのものは当然ながらやったことがないわけですが、彼女たちの「プロモーション(売り出し)」とか「LIVE演出」とか、最近では「楽曲提供」なんかもやっているという立場で、かつさまざまな運営さんのやり方を傍で拝見してきた経験から、それなりに"方法論"とか、逆に"地雷"とかの在りかも分かっている部分がある、ということで、爪の先くらいは役に立てるんではないかと笑
◇まずはファンたちを信頼して自分たちの状況を隠さずインフォメーションし続けること
結局アイドルなんて「ファンあっての存在」です。どんなに自分たちがヘナチョコでも、カッコ悪くても、一生懸命頑張っている姿にこそファンは意気に感じるものです。
もちろんまだデビューしてなかった、ということで、そのファン獲得すらまだスタートラインに立ったばかりだとは思いますが、幸か不幸か「最初にフォロワーを500人獲得せよ」という指令があったおかげで、メンバーたちは既にそれなりの情報発信力を持っているわけですから、意識してファンへの情報発信を行うようにしましょう。
(これは本来は「運営の仕事」です。が、セルフプロデュースってことは自分たちでやるしかないわけです)
◇アイドル活動に必要な"三種の神器"をなんとしても手に入れること
これがセルフプロデュースにあたって一番最初にぶち当たる壁、になるわけですが。
アイドル活動をするには当然「先立つもの」がないといけないわけで。
以下列記します。
活動場所
とにかくメンバーが定期的に集まって、ミーティングなりレッスンなり出来る場所が必要です。
特にレッスン場の確保は急務。ある程度音が出せて、それなりの面積のあるフラットスペースがないと、歌の練習も振付の練習もフォーメーションの練習もできませんね。
普通は運営の事務所、がベースになるんだと思いますが、果たして彼女たちは…!?
既にそういった場所をどこかに確保しているんならいいのですが、もしもまだ準備できてないなら早いとこ場所を確保しなければ活動は先に進みません。
(なければファン=フォロワーさんに呼びかける、という手はあります。熱心なファンなら一生懸命探してくれるハズ!)
オリジナル楽曲
カバー曲ばかりだといつまでたっても「アイドル同好会」ですから、なんとか自分たちのオリジナル楽曲を用意して、それを武器として戦っていかなければなりません。
通常楽曲制作はかなりのお金と労力が掛かりますから、本来はこの部分こそアイドルプロデューサーが最も責任を負わなければいけないところ。
「私たち困っています!」とアピールすることで、誰かが手を差し伸べてくれるかも!?
仙台、そこそこ都会ですから、アイドル曲作れる人、意外にいるんじゃないかな~!?
問題はそれを「無償で」作ってくれる物好きクリエイターがいるかどうかですが笑(まあここに少なくとも一人はいますね笑笑)
活動予定
いずれにせよ、これから「いつくらいの時期」に「何をするか」ということをきちんと内外に明示していかないと、みんながこれから「どう活動/応援していけばいいか?」が分かりません。
ファンたちも応援の仕方が分からないと、最初の熱気はすぐに冷めるものです。
将来への展望がないと、メンバー同士もそのうちギクシャクしてくるのがこの世界の常。
どんなに小さな目標であれ、次はこれをやる!その次はこれ!っていう道筋があればこそ、前へ進めるものです。
その辺の話し合いは随時やっているんでしょうけどね(^^)/
★仙台が舞台のアイドルアニメといえば!「Wake Up, Girls!」こちらも偶然7人!★
◇これ以外のことはとりあえず後回しにしても可!笑…ファンたちを頼ればいいと思うよ!?
本当は「衣装も欲しい!」とか「振付どうする?」とか「ホームページは?」とか、もっとシビアなことを言うと「活動資金は!?」なんていうさまざまな課題が次から次へ出てくるわけですが、とりあえず彼女たちは「セルフプロデュース」。
衣装はなんとなく手持ちの"それっぽい"服で代用すればいいし(それこそ制服でもいいんじゃ?)、振付なんて自分たちであ~じゃねこ~じゃねってやってれば作れるもんです。
ホームページなんてそれこそフォロワーさんに投げれば誰か作ってくれるでしょ笑!?
活動資金は…?まあどこ行くにも交通費は掛かりますし、スタジオ借りるにしてもレンタル料はその場で支払わなければならない。
バイトしましょう!んで毎月の収支をSNSで包み隠さず発表していくのです。
(ライブさえ出来れば握手会とかチェキ会とかできるようになってキャッシュも入ってくるようになるしね!)
アイドル活動に必要ないろんな要素をファンにおんぶにだっこで助けてもらって確保していく。
活動内容を(収支も含めて)すべて明らかにしてみんながそれを見守る。
まさにファンたちがみなさんのプロデューサー笑 そして一口株主的な!?
応援したい人たちも、一人じゃ荷が重いけど、みんながちょっとずつ自分ができることを分担したら、なんとなく出来そうな気がしない!?
(そのうちオリTとかの衣装プレゼントしてくれるファンが出てきてくれたりして笑)
そのためには「水面下」ではなく、常にいろんなことを公開していく。運営の透明度日本一目指す笑
こんなリアルにファンに頼るアイドルいませんよ!?逆にそれが話題になって世間で脚光浴びるかもしれない。
◇メディアへの繋ぎはもっとも大切な要素!!
さて、そんな調子でコツコツ活動を積み重ねていっても、やがてジリ貧になるのは目に見えています。
そのまま鳴かず飛ばずでフェードアウトしていくアイドルグループのなんと多いことか。
普通、運営(アイドルプロデューサー)は、「定期ライブ」はもちろんのこと、他のアイドルグループとの「対バンライブ」やら、もっと大きな「他社主催のアイドルイベントへの出演」なんかをどんどんブッキングしてきて、自分のグループの経験値を上げつつ、知名度の向上や、その結果としてファン数の拡大、といったキャリアアップを図ろうとします。
もちろんそこには、Pの手腕も、人脈も、人望も必要とされますし、逆にそれができないPはアイドルプロデューサーとしては失格だ。
世の中の「芽の出ない」アイドルグループのPは大抵そのどれか、あるいはすべての能力が足りなくて、戦線から離脱していくのです。
でもPが落ちぶれるだけなら勝手ですが、そのPの力量を信じて頑張っていたアイドルちゃんは可哀相ですね。
彼女たちはそれを「自分たちの手で」やっていかなければいけないのです。
ハッキリ言ってこの業界は完全に「大人の世界」。特にアイドル界隈は「業界ゴロ」もいっぱいいるし、相手が女の子だと思って超上から目線でアレコレ行ってくる輩もいるわけです。
そんな世界で果たして彼女たちは本当にやっていけるのか!?
いくらファンたちが「見守る」と言ったって、それこそマネジメントでくっついて歩くわけではないのですから、ファンによるガードにも自ずと限界はあります。
そんな時、役に立つのが「メディア」。
特定のクラスタ(熱心なファンたち)だけが彼女たちの動向を見守るのではなく、よりマスレベルの大衆がメディアを通じて彼女たちに注目しているとなれば、周囲にいるかもしれない悪い大人たちも、迂闊なことはできないはずです。
とはいえ、一介のローカルアイドルが大メディアに注目してもらう、というのは現実的ではありません。
そもそも今の段階では何の話題も世間的には起きていない(デビューすらしてない)わけですから。
正直このブログ記事も、さざ波になればいいな、とは思っています。
なんせ業界読者率、異常に高いのがこのイケてるブログの売りのひとつですから笑
まあそんな中にあって、僕としてはまず、数多くのアイドルちゃんイベントのMCをされていたり、自らアイドル系番組を持っていらっしゃる芸人の木曽さんちゅうさんにこの「7's milky way ☆」情報を投げたわけでして笑
木曽さんもこういういきさつ大好き!と仰っていたので、なんとか早い段階で番組でのご紹介、よろしくお願いしますね~!!
(ブログで業務連絡するれらp笑)
★木曽さん写真お借りしました笑★
いや、これ大事なことなんですよ( ゚Д゚)!?
なんせ東京の芸能界の一角に「仙台でなんやオモロイ子たちがおる(木曽さん風)」という認識がちゃんと出来れば、何か不穏な動きがあればすぐに分かるし、ゴロたちも迂闊なことやりづらくなる、っていう寸法です。
そのルートでまたさらなる別のパイプや、イベント・番組の出演機会が出来るかもしれませんしね!?
■彼女たちの情熱が心地よくて思わず話題にしちゃったというだけの話です笑
れらpも彼女たちのうち何人かは早速ツイッターでフォローさせてもらいましたが、すぐにキチンと返信が来て、非常に真面目な方たちだな~という印象を持ちました。
ただ、正直な話、このグループこれからどうなるか?まったく分かりません。
世間の大半からすれば「どうでもいい話」ですし、地方の無名アイドルがこの先どうなろうが大勢に影響はない。
下手するとテンションが高いのは今のうちだけで、そのうち数か月も経てば本人たちも含めて「別にいいや」ってことになってアッサリ消えるかもしれない。
じゃあなんで今回のエントリーでわざわざ彼女たちを取り上げたか!?
といえば、今の若者たちのこの生き様に、ちょっとしたカッコよさ、というか「イケてる」な~ってことをれらpが感じてしまったからなんです。
客観的に考えれば「アイドルのセルフプロデュース」なんて困難を極めるし、所詮若い子が今だけムキになってるだけだろ!?
というシニカルな見方だってされることは本人たち十分分かってる。
それでもなお「夢を叶えたい」という純粋な思いが、たとえ"今だけ"だとしても(それは本人たちにも分からないことだろうが)噴出した、というその気持ちが僕には心地よくて、思わず話題にしてしまった、というわけです。
それって、日頃僕がモットーにしている「頑張っている人には100%以上の惜しみない支援を、頑張っていない人には0%」という理念に照らすと、紹介しない訳にはいかないでしょ!?ということであって。
(アニメ「Wake Up, Girls!」にちょっとシチュが似てるってことにトキメいたのもちょっとだけある笑)
もう一度繰り返しますが、「7筋の天の川」がいつか仙台の夜空にキラキラ光ることを心より願ってやみません。