みなさん!音楽ビデオ、って…
「最初のカット(絵)」が、大事じゃないですか?
もしくは、
少なくとも「最初の5〜10秒」が、どんな絵か…。
本日、映像大好きkk a.k.a.川村ケンスケ、kampsite のYouTubeアカウントに現れた、比較的新しい音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオの…
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!して、見てみましたよ。
まずは…
爆弾ジョニー。
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
爆弾ジョニーで「EVe」!
ではどうぞ!
楽器が置いてある、海辺の絵がいいですね。これと、サムネイルの「海岸の演奏シーン」の両方で、
「ん?良さそう!と、思います。
歯を磨いている「カット」は、もっと後で出て来るといいなあ。最初は、「???」と思わせて、「見る人の興味を引く」ことが大事かと。
大抵の場合、「はじめにまずメンバーの顔を」なんっつって、レコード会社や事務所の人が言うんだけど、それって、音楽でいうと…
「いつも『曲頭にサビ!がないといけない』」っていうことと同じでは?
それって、ものづくりへの考え方として「狭い」っすよね。
まあ、The Beatlesは「頭サビ (しかも曲タイトル混み)」に「賭けた」グループだったですが。
"She loves you yeah yeah yeah"
"It's been a hard days night"
"Help!"
"Yesterday ..."
枚挙にいとまがない。
でもまあ、そんなふうに「名曲やヒット曲」が出来てきたとすれば、
映像でも、「曲頭にサビやタイトル!」な、考え方があってもいいよね。
そういう意味での、
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
なのですよー。
では次。
Age Factory。
で、「RIVER」。どうぞ!
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
どうでしょうか?
「頭サビ」(って書いても、もうわかりますよね)感、ゼロ、ですね。
もったいないなあ。
音はいいのにな。
と、ばっさり切り捨てて。
次!
環ROY…
…で、「はらり」。
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
ワンカット目、「んんん…?」って、なんか変な感じ。
ただの風景だけど、ちょっとおかしい。
で、そのまま見ていくと、歌い出しがまたいい。
この「導入」は、すばらしいですね。
音的に頭サビではないが、映像的には「音の雰囲気を伝えきっている『頭サビ』感」がしっかりある!
いいね!
こういう音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオは、そのまま見入ってしまう感じです!
実際、その後も、音と映像のマッチングがめちゃいい!
次は!
Brian the Sun。
…で、「隼」!
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
なんだかな。
0:03くらいの「バックショット」の雲バックの絵はすばらしい!
…が、
ドラムのカウントから始まっている時点で、
「いや、それは音を聞けばわかるから」って気がして、げんなりです。
で、レコード会社が出した「プレスリリース」(宣伝資料ですね)に基づく「ちょうちん」的な記事がこちら。
プールで撮影してる、って、見りゃわかるっつーの。
もっと、他に言わなければいけないことがあるでしょう。
だからメジャーってダメだって、思われるんですよね。
ショートバージョンしか公開されてないですが、ここ以降いいとこなし。
だいたい、ショートバージョンしか出さない意味がわかりませんね。
バンドがかわいそうかなと。昔見たBrian the Sunは、もっと「きらめき」感があるバンドだった気がするが、すっかり色あせたかんじっすね。
そして次。
KANA-BOONです。
…で「バトンロード」。
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
ということです。
サムネールが「バトン」…と、なんら「ひねり」なく(涙)。
M-1(古!)なら、予選通過すらままならないやん。
そして、これまたトップカットは…
上のBrian the Sun に続いて、
「ドラムのカウント、ハイハットを叩くアップのカット」(笑)。
これ、って、そうじゃなきゃいけないんですね、きっと(涙)。
いや、
音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ、これまでに何万回も「このドラムのカットで始まっ」た作品が、あるわけで。
いまさらやらなくても、というか、
もうやらなくていいんじゃないかと。
この時点で、その先はみないかも
(意見には個人差があります from 今夜も生でさだまさし)。
次は、
Toro y Moi。
…で、「You and I」。
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
冒頭の「グラス」や「ろうそく」の絵が、いいなあ、と思いました。村上龍の「限りなく透明に近いブルー」の「文章表現」の感じに近いかなと
(興味ある方は、読んでみてください)。
ただ、その後は、普通で…かなり残念。トーンもいたって普通。
これは、冒頭良さそうで、そのあとがイマイチ!な、例となってしまっています。
次!
BoA。
で「CAMO」。
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
1〜4カット目、そして曲のタイトル、
ここまでで結構「見る気をそそる」感じです。
実際、その後、サムネイルのBoAの顔のアップの「意外さ」も含め、見てしまう音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオにしあがっています。
セット感が出てしまっている「?」なカットもありますが、全体としては「見るべき」MVでしょう!
さて次。
Dream Ami。
…で「君のとなり」。
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
これは、イマドキで言えば、大成功!
もちろん、「やってるなあ」って感じは満載ですが、その後を見たくなる「導入」です。
徹底的に「君のとなり」なので、そのコンセプトが冒頭にきちんと表されていて、いい音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオですね!
…というふうに、
音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを見る際に、この
「最初のカット(絵)」、「最初の5〜10秒」に着目!
のルールで見てみるのも、面白いかも!
…な、今日のSee Your Music!でした。
ね、どうでしょう、サンレコさん…
(サンレコ最新刊)
BRUTUSさん…
(BRUTUS最新刊)
ベストヒットUSAさん…
こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛)
最近は…
こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!と思い。
かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。
このブログが、新しい音楽ビデオ・映像の発見の場になれば!と、思っていますー。
最後は、映像関連のブログもしくは番組らしく…
淀川さん調で…
「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!」
(淀川さん、いいなあ…)
で、
ついでに、わたくし川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkkの「音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
こちらもぜひどうぞ!
今日のブログが1日早く読めてたり、違う話題が触れられてたり、しています。
この「映像大好きkk a.k.a. 川村ケンスケ」は、こういうブログを書くことが専門ではなく、実は、いろんな種類の映像の仕事をしております。
それらの映像を、プレイリストにしてみました。
お茶のお供に、ぜひどうぞ。
ブログもぜひお読みください!
この、映像大好きkk が在籍している、「キャンプサイト」は、
インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」「制作」しています。
YouTube : kampsitejp https://www.youtube.com/?gl=JP
Facebookも。 https://www.facebook.com/kampsite.co.jp/
ホームページはこちら。http://www.kampsite.jp
ぜひぜひ、よろしくお願いいたします!
>>>>>>>>>>>