映画における「シュールリアリズム」の表現、という動画を見つけました!
そもそも、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオの「起源」とは、いわゆる「ドラマ」的な「映像表現」ではなく、もっと「自由な」「イメージに偏った」表現をしたい!という、映像作家たちの「欲望」が、それだったと思います。
どうかしたら、音楽とか全く関係ない感じの「映像表現」もあったと思う。
例えば…
ケネス・アンガーなんていうのは、映画監督ですが、相当「映画」ではないものを撮っていたと思うし、川村ケンスケ の先輩筋の世代の「音楽ビデオ監督」なんかは、この人の影響を受けてない人はいないのではないか?とさえ思います。
クオリティとかそういうのではなく、「匂い」とか「思い」ですね(もしくは怨念)。
今日は、そんな文脈の中、
「映画における『シュール・リアリズム』の表現」という映像を見つけましたので、ぜひとも!
「カリガリ博士」(ガリガリくんぢゃないよ)、「ノスフェラトゥ」から始まって、もう「メトロポリス」…!と、この冒頭だけで「イマジネーション」が「トビ」ますね。
スター・ウォーズとかトランスフォーマーとか、根本はこのころから変わっとらんなあ、と。
むしろ、そのトランスフォーマーの「トーン」なんかは、結構デジタルに振り切れてて、いまの「新しい」『シュール・レアリズム』と思えなくもない!と、テレビで予告編を見てて、思ったりもしました。
0:35くらいの「メトロポリス」のフッテージの中の「目のコラージュ」なんか、いま簡単にできそうだけど、こういう発想がないのですねーきっと。
0:40あたりの「アンダルシアの犬」の例のシーン。眼球を切っていく刃物と、満月にかかる細長い雲、のモンタージュっぷり。いいですね!
1:29あたりの「Dreams that money can buy」ハンス・リヒター監督 のフッテージ、これも、なんともファッショナブルに見えてしまう(こういうふうに、人々におも合わせる「ファッション業界の視点」が恐ろしくもあるのですが)!
それにつづく、
「オルフェウス」の有名な「鏡に入る」シーン!
(映像大好きkkにとっては、「ウルトラセブン」で見た同様のシーンのほうが記憶に残っていますが!調べたら、第19話「プロジェクト・ブルー」…かっこいいタイトルだ!…にそのシーンがあるらしい)
あ、ちょっと違うかんじだった…けど、要は「オルフェウス」からの「借用」だね。
2:34からの「8 1/2」もすごい!絵がかっこいい!
2:45からの「アルファヴィル」!
これもまた、ウルトラセブンの名作、第43話「第四惑星の悪夢」に、その影を落としています(東京を第四惑星だと設定して、撮影していく手法!)。
2001年宇宙の旅や、時計仕掛けのオレンジ、と、どんどん続いていくこの動画。
音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオのアイデアの宝庫!(あー、言っちゃった)
…うー、きりがないね!
というわけで、ヘビーでしたね!?
(ついつい、こういうの紹介しちゃう…)
最後にお口直し、デザート・トラック!として…
最近、ちょっと気になってきた(いまさらながらの)、
PSYの音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオで、お別れです!
では、【おすすめ音楽ビデオ!】 See You Tomorrow and...
See Your Music!
最近は…
こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!と思い。
かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。
最後は、淀川さんで
「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!」
(淀川さん、いいなあ…)
で、
ついでに、川村ケンスケの「黒方面・音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
(といっても、「黒」ばっかりではないですが…)
こちらもぜひどうぞ!
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