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【音大生 吉村南美の「タッチを劇場に連れて行って」】6ベル『舞台選びのススメ -おすすめミュージカル編(8月)- 』

みなさんこんにちは!

 

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素敵な舞台女優を目指して修行中の音大生、吉村南美ことタッチです!

 

私はみなさんに舞台の魅力をもっともっと知ってらうために『舞台』をテーマに記事を書いています!

 

皆さんにとって舞台が身近な存在になって、もっといろんな方が舞台を観に行くきっかけになれたらいいな〜と思っています。

 

 

 いま私の記事では、皆さんの舞台選びの参考にしていただくための『舞台選びのススメ』シリーズをお送りしています!

 

 

 

前回は『舞台選びのススメ-おすすめミュージカル編(7月)』をお届けしました。

こちらの記事では、7月のおすすめミュージカルとして『RENT』を紹介しました。

 

紹介する作品は、
 
・私が作品を観たことがあって、自信をもっておすすめできる
・ミュージカルが初めての方でも楽しみやすい
 
こちらの2つのポイントを中心に選んでいます!
 
 
 
おすすめミュージカルのあらすじ、見どころ、歌やダンスの情報を紹介していきます!
 
皆さんの舞台選びの参考になれたら嬉しいです♪
 
 

 

今回は、8月のおすすめミュージカルを紹介していきたいと思います!

 

それでは今回ご紹介する、8月のミュージカルはこちら!!

 

8月  少年のバレエに心が震える『BILLY ELLIOTT(ビリー・エリオット)』

 

 

BILLY ELLIOT THE MUSICAL ダイワハウス presents ミュージカル ビリー・エリオット リトル・ダンサー THE BEST SHOW YOU’LL EVER SEE New York Post あなたはもう、これ以上の作品に出会えないだろう。

(出典:BILLY ELLIOT(ビリー・エリオット ~リトルダンサー~)

 

 

●おすすめポイント

 1.ミュージカル界の生きる伝説、作曲家エルトン・ジョンによるナンバー

 2.様々な確執を持ちながら描かれる、親子の絆

 3.8ヵ月に及ぶオーディションで選ばれた、初代日本版ビリーたちの踊る感動的なアクロバットバレエ

 

 

今回ご紹介する『BILLY ELLIOT(ビリー・エリオット)』は父の経営するボクシングジムに通っていた少年ビリーが、ある日バレエのレッスンに参加したことをきっかけにバレエに目覚め、バレエダンサーを目指す物語です。

 

この作品はアメリカにおける最高峰の演劇賞、トニー賞を10部門も受賞しています。主役のビリーを演じた3人の少年は、なんと主演男優賞で史上初の3人受賞をしてるんです!

 

私はこの『ビリー・エリオット』を三年前にロンドンで観て、とても感動しました。それ以来好きなミュージカルの三本指に入るくらい、大好きです!

なので今回日本で上演すると聞いて、飛び上がるくらいうれしかったです!ただ、それと同じく不安もあったり・・・

なぜなら、このミュージカルでは主人公・ビリーに対して歌・ダンス・演技においてとても高いクオリティが要求されるからです。

 

そんな何でもこなせるレベルの高いミュージカル子役(しかも男の子)が果たして何人も日本にいるのか!?

というのが心配でした。

中途半端なクオリティで上演されてしまって、日本のみなさんが「なんだ、こんな感じか」とこのミュージカルに対して思ってしまったら、悲しいな・・・と思ってました。

 

しかししかし!?

どうやらビリーエリオット日本版、かなーーり力をいれて大規模なオーディションをしてジャパニーズのビリー君を育成しているようなのです。

これは期待が高まります・・・!

そんなビリー君に関しては、後程また詳しくお話ししたいと思います!

 

ちなみにこのミュージカルは、映画「BILLY ELLIOT(邦題:リトル・ダンサー)」の監督が演出を務め、舞台化した作品です。

 

画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画もとても高い評価を受けているので、観たことのある方も多いのではないでしょうか?

 

そんなビリー・エリオットのあらすじはこちら!

 

 

バレエとの出会いが、少年の運命を変える。

1984年の英国。炭鉱不況に喘ぐ北部の町ダラムでは、労働者たちの間で時のサッチャー政権に対する不満が高まり、不穏な空気が流れていた。

数年前に母を亡くしたビリーは、炭鉱で働く父と兄、祖母と先行きの見えない毎日を送っていたが、偶然彼に可能性を見出したウィルキンソン先生の勧めにより、戸惑いながらも名門ロイヤル・バレエ・スクールの受験を目指して歩み始めるようになる。

息子を強い男に育てたいと願っていた父や兄は強く反対したが、11歳の少年の姿は、いつしか周囲の人々の心に変化を与え…

 

(引用:STORY | BILLY ELLIOT(ビリー・エリオット ~リトルダンサー~)

 

 

イギリスの炭鉱街を舞台にした物語で、不況のためビリーの父親とお兄さんは町の人達と一緒にストライキに参加しているんですね。

そしてビリーは母親を亡くし、やりたくないボクシングを習わされているんです。

 

町の人達もビリーも、なんだか抑圧された中で生きているんですね。

そんなモヤモヤと抑圧を、ビリーとバレエの出会いが解き放っていくわけです!

 

 

それでは、そんな「ビリー・エリオット」の3つのおすすめポイントを紹介していきましょう!

 

 

1.あの『ライオンキング』を生み出した作曲家、エルトン・ジョンの紡ぐ音楽

 

 Pictures from the London cast of Billy Elliot the Musical
 
ミュージカルおいて、楽曲ってとっても大事な存在ですよね!
曲がなければ、ミュージカルはミュージカルとして成立できませんから。
 
いかに物語が素晴らしくても、やはりミュージカルでは楽曲がだめだと良いミュージカルとは言えません。
大学の先生でおっしゃっていた「観終わったあとに曲を口ずさめないミュージカルは、良いミュージカルじゃない」という印象的な言葉があるのですが、その通りだと思います。
 
確かに、ディズニーの曲とかって一回聴いただけでも頭にメロディーが残りますよね〜
 
それくらい、ミュージカルにとって歌っていうのはとーーーっても大事な要素なんです!改めて再確認!!
 
 
そしてそんな大事な役割を担うこのビリーエリオットの作曲家は、あの音楽界の大物エルトン・ジョンなんです!
 
 
エルトン・ジョンはイギリスのミュージシャンで、音楽界でもミュージカル界でもとても有名な方です。
彼のシングルとアルバムの総売上は、なんと約3億枚!!どひゃ〜
エルトンジョンというお名前は知らない方はいても、どこかで曲を耳にしたことは絶対あるはず!
 
ミュージカルではディズニーミュージカルの『ライオンキング』『アイーダ』の曲を作っています。
 
 
『ライオンキング』と言えば誰もが知っているメガヒットミュージカルで、日本でも劇団四季さんがロングラン上演をしていますよね。
 
エルトン・ジョンはこの作品で「Circle of life」など壮大なアフリカの大地のパワーを表現した名曲たちを生み出しました。
日本ではお笑い芸人・大西ライオンさんのネタ「心配ないさ~♪」で知られたフレーズも、エルトン・ジョンの曲なんです(笑)
 
 
そんなエルトン・ジョンの作った作品ですから、もちろんビリーエリオットも素晴らしいナンバーで溢れています♪
 
私にとっての一番の名曲は、主人公ビリーがロイヤルバレエ団のオーディションの際にバレエへの想いを歌う「Electricity」です!
この曲に関しては、またこの記事の後ろの方で詳しくじっくり語りたいと思います。
 
 
印象に残るフレーズだった曲は「Solidarity」ですね~
 
solidarityとは、団結・結束といった意味で、ビリーの父親やお兄さんの入っている炭鉱の労働組合の人たちがストライキをしよう!みんなで団結しよう!と力強く歌っているナンバーです。
 
 
 
このサビの
solidarity  solidarity
solidarity forever
っていうのが、観終わったあとすごく頭に残ってました~
 
パフォーマンスも、大人たちの動きとバレエガールズ達の動きが上手に融合して、なんとも面白いペアダンスになっています!
 
 
あともう一つ、どうしてもおすすめしておきたいナンバーがこちら!
 
ビリーの友達・マイケルの歌う「Expressing Yourself」、とってもポップで楽しい曲です♪
 
 
 
このマイケル君はですね、動画を見ていただくとわかると思うのですが、女の人のお化粧とかお洋服が大好きで女装をしてるんです(笑)
ついビリーのことばかり書いてしまうのですが、マイケルも物語においては欠かせない大事な存在です。
 
expressing yourselfとは、あなた自身を表現している考えやもの、ってことですね。
 
ビリーはバレエダンサーになりたいと思い、ロイヤルバレエスクールを受験するかどうか迷い、友人のマイケルに相談しにきます。
バレエは女の子がやるもの、バレエをやりたいなんておかしいのかもしれない、そんな思いがビリーのなかにはあります。
 
そんなビリーに向けて、マイケルは歌っちゃうわけです!
 
せっかくなので、その歌詞を一部抜粋してご紹介したいと思います。日本語訳はミュージカルライブDVDのものをお借りしています。
 
What the hell is wring with expressing yourself
Being who you want to be
自分を表現して何が悪いのさ なりたい自分になれる
 
We'll not complain about your boring life
If you'll just leave me to mine
自分らしくなれば 人生は退屈じゃない
 
If you wanna be a dancer, dance
If you wanna be a miner, mine
踊りたければ踊り 炭鉱夫がよけりゃなろう
 
Everyone is different, it's the natural state
個性が違うのは当然のこと
 
We need individuality
一番大切なのは自分らしさ
 
 
・・・良い歌詞ですよね!
ポップなメロディーに合わせて歌われるこの歌詞を聞いていると、ビリーだけじゃなくみなさんも元気が出てくると思います。
 
 
更に2人が色んなドレスを着たり、女の子のヒールを履いてタップダンスをする姿はとっても可愛くて、思わず笑顔になっちゃいます!
しかも2人ともタップダンスもめちゃうまいです。マイケル君も盛り上げ上手なんですよね~
 
 
まだまだ他にもエルトン・ジョンの魅力的なナンバーがたくさんあるんですけど一個ずつ紹介してるとキリがないので・・・そこは劇場でご覧になってください♪
 
 
ちなみに彼の次回作では、なんとあの「プラダを着た悪魔」をミュージカル化するそう!
 
 
いや〜〜プラダを着た悪魔だったら、アンサンブルさんの衣装とか絶対かわいいと思うので、ダンスナンバーに期待が高まりますね!スタイリッシュな感じがいいな!
 
こちらも要注目ですね✨
 
 

 2.物語の中で描かれる、ビリーと父親の親子の確執と絆

 

 

ビリー・エリオットはバレエダンサーを目指す少年の物語ですが、その過程に様々な困難が描かれています。

その困難の一つとしてあるのが、ビリー親子の確執です。

 

この項目は物語の最後の方までのネタバレが含まれてしまうので、あんまり内容詳しく知りたくないよ!新鮮な気持ちで見たいよ!という方は、ここは読み飛ばしてください。

 

あらすじにもありますが、ビリーは数年前に母親を無くしており、父・兄・祖母と暮らしています。

ビリーの父はボクシングのファンで、息子のビリーをボクシング教室に通わせていますが、ビリー自身はあまり乗り気ではありません。

 

 

この時点で、既にビリーと父親の間には歪みが生まれています。

炭鉱のストライキに参加し、あまり息子のことを見れていない父親。もちろんビリーのことは大事に思ってはいるのですが、向き合えてはいない印象を受けます。

お父さんはビリーに強くなってもらいたくてボクシングをやらせてますが、ビリーはそんなにやりたくないのがボクシング教室のシーンから伺えます。

 

それから、母親の影響で音楽が好きだったビリーはバレエの楽しさに目覚めて、ボクシング教室用のお金を使ってこっそりバレエ教室に通い始めるのですが、まあなんやかんやで結局お父さんにバレちゃいます。

当然お父さん大激怒!バレエなんておかまがすることだと考えているお父さんは、ビリーにバレエをすることを禁止します。

 

 

お父さんとの関係がそんな感じなので、ビリーは亡くなった優しい母の思い出にすがるようなシーンが度々出てきます。

 

亡くなったお母さんの手紙を読むシーンがあるのですが、その手紙の中に「自分らしく生きてね」という言葉が出てきます。

お母さんはビリーの全てを包み込んで、肯定してくれる存在なんですよね。そりゃあ、やりたくないことを強要する父よりもお母さんの幻想に逃げ込みたくもなります。

 

お父さんもね!ビリーのことはもちろん愛していて、大事なんですけどもね!不器用なので中々上手くいかないですね。

 

 

その後もビリーはこっそりバレエ教室のウィルキンソン先生(この先生が、すごく魅力的な女性なんですよ〜)の特別レッスンに通いますが、結局バレちゃいます。

この頃のビリーは以前よりも覚悟を決めていて、ロイヤルバレエスクールのオーディションも受けようと思っていたので、前にバレエを禁止された時よりも怒りや反発がすっごいです。

 

しかしそれからしばらくしたある日、ビリーの踊っているところを見てその才能に気づいたお父さんは、ウィルキンソン先生に会いに行きます。

そしてビリーの才能について訴えられ、彼のことを応援する覚悟を決めるのです。

 

 

その覚悟というのは、自分がずっと参加していた炭鉱のストライキから抜けること。

何故なら、ビリーにオーディションを受けさせるの費用や、もし受かって学校に通い始めた場合の学費を手に入れるためには働かなければならないから。

仲間達との絆や、抵抗することで保っていた自分たちの誇りを、ビリーのために捨てようと決めたのです。

 

そしてストライキから外れ炭鉱に戻り、スト破りに加わり再び働き始めます。当然仲間からは裏切り者と言われ、同じくストライキに参加していたビリーの兄は裏切られたと悲しみの叫びをあげます。

 

ここでお父さんが『He could be a star』という歌を歌うんですがね...これが泣かせてくるんですよ...

ビリーの兄・トニーに「俺達のことはどうでもいいのか」と言われ、トニーとビリーの板挟みになりながらも「あの子はスターになれる、チャンスを与えたいんだ」と訴えるお父さんの姿は心を打つものがあります。

 

そんな父親の姿を見て心を動かされたのか、ストライキの仲間達もビリーのオーディションのためにカンパを行い、ビリーは無事にオーディションに参加出来ることになります。

 

もちろんお父さんも一緒について行くのですが、オーディション会場でビリーよりも緊張してるお父さんは何だか可愛いです(笑)

オーディションの時にビリーのことを心配して応援して、気にしている姿は普通に仲の良い親子で、思わず「よかったなあ...」という気持ちになります。

 

『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』 ©2014 UNIVERSAL CITY STUDIOS LLC.ALL RIGHTS RESERVED.BILLY ELLIOT THE MUSICAL IS BASED ON THE UNIVERSAL PICTURES/ STUDIO CANAL FILM

 

ビリーのバレエが父親の心を動かし、ようやく父親も本当のビリーと向き合うことが出来ました。

 

最初はちぐはぐだった親子関係が、ビリーのバレエをきっかけにして解き放たれていくドラマは私達の心を揺さぶってきます。

 

日本版のビリー・エリオットでそんな大事な父親役を演じるのは、吉田鋼太郎さんと増岡徹さん!どちらも演技力には折り紙付きの役者さんですね。

 

このお二人が、どんな父親を生み出してくれるのか、期待が高まります!

 

 

3.大規模オーディションで選ばれた、初代日本版ビリーたちの感動的なダンス

 

 

このビリーエリオットという作品を日本で上演するにあたり、主人公ビリー役を決める大規模オーディションが行われました。

 

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冒頭でもお話ししましたが、私がビリーエリオットを始めてみたのは、三年前のロンドンの劇場。

ロンドンでビリーエリオットに心を奪われて以来、もう1度見たいとずっと思っていました。

 

ただ、日本では難しいだろうなあ...とも思っていました。

何故なら、ビリーエリオットの主人公の少年ビリーはとても高い歌唱力とダンス力を必要とするからです。

ビリーのクオリティ次第のミュージカルと言っても過言ではありません。

 

ロンドンでは、ロイヤルバレエ団のスクールに通っているような10歳から12歳ほどのそれこそ作中のビリーそのもののような天才少年たちがビリーを演じていました。

 

日本では子役が主人公のミュージカルは上演されづらいです。

私の知っている中では、あの有名なファミリーミュージカル『アニー』くらいだと思います。

 

でも、ブロードウェイには子役が主人公の素晴らしいミュージカルが、ファミリーミュージカルに留まらずたくさんあるんです。

ビリーエリオットももちろんそうですし、マチルダ、スクールオブロックなど・・・

 どちらもブロードウェイやロンドンのウエストエンドでとても高い評価を受けている作品たちです。

最近の作品だから、ということもあるかもしれませんが、近年はブロードウェイの新作が日本で上演されるスパンもどんどん短くなってきているので、それはあまり問題ではないと思います。

 

と、考えるとやっぱり日本で子役中心のミュージカルがあまり上演されないのは、ミュージカルとしての実力が高い子役の子たちが日本にはまだまだ少ないからなのだろうな、と思うわけです。

 

そんな中で飛び込んできたのがこの「ビリーエリオット」の日本上演決定のニュース!

その時のわたしの期待半分不安半分のまじか!?という気持ちは、最初に書いたので割愛します(笑)

 

 

ビリー役を演じるにあたって、一番重要なのがダンスです。

この作品で一番の名シーンであろう、こちらのナンバー『Electricity』をご覧ください。

 

 

ロイヤルバレエスクールのオーディションで審査員に「踊っているときはどんな気持ち?」と聞かれて、ビリーがバレエへの想いを表現するこの曲。

ロンドンで観劇した時、なんと曲が終わるとスタンディングオベーションが起こったのです!

 

ふつう、スタンディングオベーションは作品が終わったカーテンコールで起こるもので、それが劇中でおこるという事はそれだけこのナンバーに心を動かされたということなのです。

 

軽やかに鳥のように、かつ踊ることへの情熱を全身で力強く表現するビリーの姿に、私も鳥肌がたったのを覚えています。

 

 

この、大勢の人の心を動かせるビリー役がなければ、ビリー・エリオットは成り立ちません。

 

そんな物語の核となるビリー役を決めるにあたって、日本で大規模なオーディションが行われました。

 

 2015年11月、8-13歳の男の子を対象としビリー役の応募が始まり、応募総数1346通の中から10人のビリー候補が選ばれました。

オーディションは、熊川哲也の主催するクラシックバレエカンパニー・Kバレエのスクールに加え、タップやアクロバットもプロフェッショナルの方が集まり、ビリー候補たちに指導をしながらメンバーを厳選していくという長期育成型だったそうです。

 

そして2016年12月に、ついに日本初のビリー役4人が決定しました!

 

 

こちらの動画で日本版のビリー役たちによる、『Electricity』のパフォーマンスを見ることができます。

 

 

いかがでしょうか?

 

なかなかかっこいいし、期待できそうじゃありませんか!?

 

声もいい感じですし、ダンスに入ってからのキレが流石すごいですね。

 

バレエはもちろんのこと、ヒップホップ的なノリやアクロバットもバリバリやってて感動しました!

しかもこれから若いパワーが更にみっちりレッスンを積んでぎゅーんと成長して劇場にやってくるわけです。

ワクワクしますね...!

 

 

この厳しいオーディションの中で選ばれたビリー役の少年達は、きっとこれからミュージカル界新たな風を吹かせてくれるでしょう。

 

彼らに憧れてミュージカルを始める子役が増えれば、もっともっと色んなミュージカルが日本で上演できるようになるかもしれない。

そして彼ら自身も、これからたくさんのミュージカルや舞台に出演して、活躍していってくれることを期待しています!

 

そんな日本版ビリー誕生の瞬間に、是非みなさんにも立ち会って頂きたいです。

きっと、私がロンドンで感じたような衝撃と感動を、彼らが皆さんに与えてくれると、信じています。

 

 

 

さて、今回の「ビリー・エリオット」の記事はここまでになります!

今回も長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さり本当にありがとうございました!

 

この記事を読んで、誰かおひとりでも「観に行ってみようかな」と思ってくれたら、とっても嬉しいです。

 

次の記事でも、おすすめミュージカを紹介していきたいと思います!

 

それでは、最後にちょっとだけ私の出演する舞台の宣伝を失礼します♪

 

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6月13-18日にウッディーシアター中目黒にて上演する、ガールズ舞台『マクベス狂走曲』に出演致します!

 

この作品は、シェイクスピアの戯曲『マクベス』をベースに、「レディース(女性の暴走族)」をテーマに書かれた物語です。

なので、登場する女の子達はみんな暴走族です!もちろん私も(笑)

 

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こんな感じでっす。私は違いますが、もちろんポスターにあるような特攻服を着てる子もいますよ~!かっこい~!

 

マクベスはシェイクスピアの四大悲劇の一つですが、今作はコメディタッチなシーンが多いので悲劇感はあんまりないです(笑)楽しく観ていただけると思います!

 

私演じる役はマクベスでバンクォー(マクベスの友達)にあたる役で、中かっこいいシーンなども頂いています!

頑張るので、皆さんもしぜひ見に来てください♪

 

チケット予約はこちらから↓

 

千秋楽以外はまだ席のご用意がございます。ご購入の際は【吉村南美扱い】を選択頂けると嬉しいです!

 

「イケてる大人計画」メンバーの皆さんは、ご連絡頂ければ私から直接チケットをおとりできるので、もし観に来て下さる方がいらっしゃましたら、ご連絡お待ちしております!

 

公演スケジュールなどの詳細は、こちらのHP(マクベス狂走曲)をごらんください♪

 

それでは、また次の記事でお会い出来るのを楽しみにしています。

ありがとうございました!

 

(吉村南美)