今日は、少しマニアックな側面から(っていつもじゃん!)。名匠と呼ばれる、音楽のミキサー・エンジニア、ボブ・クリアマウンテンのエンジニアリングによって傑作アルバムを作った、ダリル・ホール&ジョン・オーツの音楽ビデオを紹介!最近新しめの音楽を取り上げることが多かったので、やはりここらで、川村ケンスケ本来の(笑)フィールド、80年代(!)に「タイム・マシーン!」(by 小林克也@ベスト・ヒット USA)
先日のブログで、こんな記事を書きました…
ブライアン・イーノという、環境音楽=アンビエント系音楽、の先駆者、その人が在籍していたバンド、ロキシー・ミュージック…
の、傑作アルバム、「アヴァロン」
…のミックスを担当した、これまた辣腕エンジニア、ボブ・クリアマウンテン…
のことを、あれからいろいろwebで読んでいて、
「あ、これ、ボブ・クリアマウンテンだったのか!」と、いまさら再確認的にわかったのが、これでした!
ダリル・ホール&ジョン・オーツの、大ヒットアルバム、「BIG BANG BOOM」。いま聞いてみると、この80年代という時代の「音の響き」、その、ある種「ピーク=絶頂期」になっている「音作り」です。
なるほどなるほど、で、いったいどんな映像が、このアルバムから聞こえる音についていたのかな?
では、その傑作アルバム「BIG BANG BOOM」からの、大ヒット曲。「Out Of Touch」、です!
冒頭44秒、いわゆる「アヴァンタイトル」的な音と映像。
巨大な楽器!が出てくる。バブルだ!
でも、この時代の映像を見たときに感じるがっかり感がなくて、意「チープではない」感じに、いまさら驚きました。
で、やはり、スネアの音とベース(DX?)、そしてボーカルの立ち方、随所に入るノイズのパーカッシブな音…どれをとっても「80年代」!きもちいい!これが、ボブ・クリアマウンテンの技なのか!
2:00くらいの2コーラス目のあたま、ボーカルだけになりますが、これは「レコードの音源」と違ってる気が…(未確認)。リミックスもしくは12インチ・レコード・ミックス華やかなりし時代だったし、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオで、音が違う、ってことも、まま、ありました(マイケル・ジャクソンの「Thriller」もそうだった)。
彼らの音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオで、やはり忘れられないのが…
この「Out Of Touch」の前作、「Private Eyes」のタイトル・チューン「Private Eyes」!(小林克也風で)
サビの「Private Eyes they're watching you」のところの、「バンバン!」っていう音に合わせて画面が白くなる!
この感じ、いいなあ。いまや「のどか!」とも思えますが、効果的な効果!ですね。
やはり、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオは、音楽にきちんと寄り添う、ある意味バカ正直で思い切った演出とか編集が必要です。
これも、いい!「I Can't Go For That」(小林克也風!)。
これも音がいいんだよね。ボーカルが短いディレイで左右に振られて広がってる。映像は、音楽をちゃんと再現した構成で、高感度高し!プロフェット5というシンセサイザーの姿があって、川村ケンスケとしては、感激した記憶がありますよ。
いつも言うけれど、こういう「シンプルな作り」をベースに、「映像の技術」が発展していって、で、いま、音楽ビデオとしてかっこいいものになる、という、そういう「歴史的なバックグラウンド」を知る、ということを大事にしたい!と、思うのでした。
そういう意味では、こういった「少し前の」しかも「少し、いまとはずれているかもしれない映像」を、映像大好きkkの視点で紹介していく、ということも、また大事だろう、と、思っています…
な、今日のSee Your Music!になりました。
See You Tomorrow!(小林克也風)
では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!
淀川さん、いいなあ。
で、
ついでに、川村ケンスケの「黒・音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
(といっても、「黒」ばっかりではないですが…)
こちらも!
この 映像大好きkkは、こういうブログを書くことが専門ではなく、いろんな映像の仕事をしております。
それらをプレイリストにしました。
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